11月21日、BWF(世界バドミントン連盟)は、2022〜2023年の国際大会で活躍した選手を表彰するBWF年間アウォーズのノミネート選手を発表した。
1年間の成績から優秀選手が選出される同アウォーズは、2022年11月1日から2023年10月31日に開催された大会の成績などによりノミネート選手が決定。最優秀賞選手は、ワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)開幕前日の12月11日に行なわれる授賞式で発表される。
昨年は、男子部門でビクター・アクセルセン(デンマーク)、女子部門で山口茜が最優秀賞を受賞。将来有望な選手を表彰するエディ・チューン賞では、男子シングルスの奈良岡功大が選出されている。また、パラバドミントンでも、日本の梶原大暉が男子部門で最優秀賞を受賞した。
日本からは、女子シングルスの山口茜、パラバドミントンの男子部門で梶原大暉、女子部門で里見紗李奈、ペア部門で里見紗李奈/山崎悠麻がノミネートされている。2022〜2023年シーズンの各部門ノミネート選手は以下の通り。
◆男子選手部門
ビクター・アクセルセン(デンマーク/MS)
徐承宰(ソ・スンジェ/韓国/MD&XD)
クンラビット・ビティサラン(タイ/MS)
◆女子選手部門
アン・セヨン(韓国/WS)
陳雨菲(中国/WS)
山口茜(日本/WS)
◆ペア部門
陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国/XD)
シェティ/ランキレッディ(インド/MD)
鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/XD)
徐承宰(MD&XD)/蔡侑玎(チェ・ユジュン/韓国/XD)
◆最も活躍した選手
蒋振邦/魏雅欣(中国/XD)
チェン・タンジェ/トー・イーウェイ(マレーシア)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
パラバドミントン
◆男子選手部門
梶原大暉(日本)
チェア・リェックホウ(マレーシア)
ルーカス・マズル(フランス)
金ジョンジュン(韓国)
◆女子選手部門
リアーニ・ラトゥリ・オクティラ(インドネシア)
リナ・マルリナ(インドネシア)
里見紗李奈(日本)
ピラー・ジャウレグイ(フィリピン)
ズラシマシ・ムルゲサン(インド)
マン・ケイトゥ(ベルギー)
◆ペア部門
ヒクマット・ラマダニ/リアーニ・ラトゥリ・オクティラ(インドネシア/XD)
サブハン・サブハン/リナ・マルリナ(インドネシア/XD)
ムハンマッド・ファリーズ・アヌラ/チェア・リェックホウ(マレーシア/MD)
里見紗李奈/山崎悠麻(日本/WD)
リアーニ・ラトゥリ・オクティラ/ハリマツ・サディヤー(インドネシア/XD)
なお、BWF年間アウォーズは、来季から対象期間や受賞部門、投票方法などが変更される。これまで男子、女子、ペアの3部門と最も躍進した選手、エディ・チューン賞(将来有望な選手)の5部門とパラバドミントンの3部門を表彰してきたが、来季からは5種目の優秀選手、男女各最優秀選手、エディ・チューン・ライジングスター賞、パラバドミントン男女最優秀選手、ペア最優秀選手、BWF殿堂入り選手の合計12部門を表彰する。また、対象期間は12月1日から翌年の11月30日の1年間となる。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO、井出秀人