11月19日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。今年新設された同大会。日本勢は準決勝で姿を消したものの、決勝に勝ち進んだ海外のトップ選手らが会場を埋めた多くのファンを魅了している。
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【男子ダブルス】
ダブルス3種目はすべて中国ペア同士の戦い。男子ダブルスは、ペアを組み替えて臨む何濟庭(ヘ・ジティン/上写真・左)/任翔宇(ルン・シァンユ)と、長身コンビ・劉雨辰(リュウ・ユチェン)/欧烜屹(オウ・シュァンイ)の頂上決戦。第1ゲームは、準決勝までストレート勝ちで連勝してきた何濟庭/任翔宇が先制。高い打点からスマッシュを繰り出す劉雨辰/欧烜屹のプレッシャーをしのぎ、21-14で奪う。
第2ゲームは、サービスまわりから先手を奪った劉雨辰(上写真・左)/欧烜屹が取り返したが、ファイナルゲームは後半にスピードを上げた何濟庭/任翔宇が猛プッシュ。13-14から7連続得点で一気に抜け出すと、最後は任翔宇のスマッシュで崩した球を、何濟庭が力強く叩き込み優勝。ペアとして初の上位タイトル獲得を、見事熊本の地で果たした。
▼決勝戦(11月19日)
何濟庭/任翔宇(中国)②〔21−14、15−21、21−15〕1●劉雨辰/欧烜屹(中国)61分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO