11月19日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。今年新設された同大会。日本勢は準決勝で姿を消したものの、決勝に勝ち進んだ海外のトップ選手らが会場を埋めた多くのファンを魅了している。
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【女子ダブルス】
ともに準決勝で日本の松本麻佑/永原和可那、櫻本絢子/宮浦玲奈との勝負を制して決勝に進出した譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シェンシュ)と鄭雨(ツェン・ユ/上写真・右)/張殊賢(ツァン・シューシェン)が激突。
中国同士の激しい打ち合いは、第1ゲームを譚寧(上写真・左)/劉聖書が先制する。ドライブなどパワフルな攻撃で押し込み、鄭雨/張殊賢のディフェンスを打ち破った。第2ゲームに入ると、後輩ペアの攻撃に慣れてきた鄭雨/張殊賢が反撃開始。我慢強いレシーブから攻撃の糸口をつくりポイントを重ね、第2ゲームを21-12で取り返した。
ファイナルゲームに入っても、守備で崩れなかった鄭雨/張殊賢。「いつも通りのプレーを心がけた」(鄭雨)と、低い展開で仕掛ける相手の攻撃を冷静にさばいて21-17で勝利。中国対決は鄭雨/張殊賢に軍配が上がり、2人のペアではSuper500で初の優勝を飾った。
▼決勝(11月19日)
鄭雨/張殊賢(中国)②〔12−21、21−12、21−17〕1●譚寧/劉聖書(中国)75分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO