11月19日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。今年新設された同大会。日本勢は準決勝で姿を消したものの、決勝に勝ち進んだ海外のトップ選手らが会場を埋めた多くのファンを魅了している。
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【混合ダブルス】
最終日の第1試合に組まれた混合ダブルス。その決勝戦は世界ランク1位の鄭思維(ツェン・シーウェイ/上写真・左)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)と、準決勝で渡辺勇大/東野有紗を下した馮彦哲(フォン・イェンジェ)/黄東萍(ファン・ドンピン)の中国対決。
第1ゲームは黄雅瓊が「序盤は調子が上がらなかった」と、馮彦哲/黄東萍のアタックに苦しめられて7-13とリードを奪われる。しかし、中盤から鄭思維の強烈なスマッシュから得点を重ねると、馮彦哲/黄東萍は攻めあぐねて16オール。さらに激しいラリーの攻防で20オールになった接戦を、鄭思維/黄雅瓊が25-23で制した。
第2ゲームに入ると、第1ゲームを奪った鄭思維/黄雅瓊が出だしから流れをつかみ14-4と大きく引き離す。防戦一方となった馮彦哲/黄東萍は追い上げのチャンスをつくれず、最後は21-9。中国対決は先輩の鄭思維/黄雅瓊が勝利をつかみ、熊本マスターズの初代王者に輝いた。
▼決勝(11月19日)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔25−23、21−9〕0●馮彦哲/黄東萍(中国)44分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO