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【熊本マスターズジャパン2023】「勝機は十分にあったけど、最後に取り切れないのが僕の実力不足」(渡辺勇大)<準決勝/選手コメント-2>

11月18日、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)が行なわれた。今年から新設された同大会は、国内ではジャパンOP(S750)に次ぐレベルで、日本A・B代表や海外のトップランカーが参戦。ここでは、試合を戦った選手たちのコメントを紹介する。

選手コメント・結果はこちら

渡辺勇大(左)/東野有紗

混合ダブルス:準決勝は馮彦哲/黄東萍(中国)に1-2で敗戦

―タフなゲームだった

渡辺 勝機は十分にあったと思いますけど、最後、取り切れないっていうところが、僕の実力不足だったかなって思います。

―手応えなどは?

東野 もう本当に1、2ゲーム目は自分が全然ダメで。3ゲーム目からやっと自分たちのプレーが出せたんですけど。もっと早くに出せていれば展開が違ったかなとか、色々考えたりもします。でも、トータルで見れば、この大会を通していいプレーができたとは思うので。今日の試合は課題にして、次の試合もコンディションを整えてやっていきたいです。

――東野選手が第2ゲームまででうまくいかなかったのはレシーブか

東野 自分の気持ち的に引いてしまう場面があって、(ネット)前でもレシーブでも、攻撃の展開につなげられなかったと思います。(理由は?)わからないですけど、緊張だったりかもしれません。

――スマッシュもネットにかかるのが多かったのでは?

東野 なんでですかね。(ミスが多いという感覚はあった?)ありました。結構、ミスが多かった。3ゲーム目、やっとレシーブから相手を(左右に)振れたりできていたんですけど、もうちょっと、それを早くやれなければいけないし、それで勇大くんの負担も大きくなったんじゃないかなと思います。

――ワールドツアーファイナルズやパリ五輪でも強敵になるペア。この中国ペアに対して修正したいところは?

渡辺 終盤、単純に僕のロブミスが2回あったことが敗因だったと思うので、そこをうまくできるように体を整えて、ブレないように打てるようにしたい。相手も必死にラリーしてくる中で、どうやって決めきるかとか、どうやってミスさせるかっていうのがすごく大事になってくる。最後、きつくなってただラリーするという展開が増えてしまったのかなと思ってます。

――国内開催で上位進出まで期待される中でベスト4。よくないプレーが続く中でもこの成績から得られるものもあったのでは?

東野 コンスタントに成績を残せているのは、すごくいいことだと思うんですけど、その中で決勝にいって優勝というのは、今年少ない。ジャパンオープンでやっと優勝できたけど、熊本でたくさんの方が応援してくれる前で、やっぱり優勝したかったです。もっとできたことはあったかなって、自分は思います。

取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真/都竹容子

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