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【熊本マスターズジャパン2023】「しっかり話し合いながらプレーすることを継続できたのがよかった」(廣上瑠依)<2日目/選手コメント-9>

11月15日、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)が行なわれた。今年から新設された同大会は、国内ではジャパンOP(S750)に次ぐレベルで、日本A・B代表や海外のトップランカーが参戦。ここでは、試合を戦った選手たちのコメントを紹介する。

加藤佑奈(左)/廣上瑠依

女子ダブルス:1回戦はアメリカのコルベット/リーに2-1で勝利

――試合を振り返って

廣上 風の影響もあって、1ゲーム目より2ゲーム目の方が相手の球が走ってくる印象でした。そこで自分が少し困惑したのですが、加藤が冷静で、しっかり話し合いながらプレーすることを継続してやれたのがよかったと思います。2ゲーム目はレシーブ場面が多かったので、打って終わりではなく、打ってそのまま前に詰めようとか、レシーブのポジションをもう少し(前に)上げていこうとか。

――2ゲーム目の中盤で競ったが、攻めてくる相手にうまく対応した

加藤 ずっと球を上げて同じやられ方をしていたので、そこは変えないといけないと思っていました。自分たちも攻めに持っていけたらいいのですが、相手の球が走ってくると、うまく攻撃に移れないところはあるので、かわしながら……と思ってやっていました。

――会場の雰囲気はどう感じましたか

廣上 この会場は、昨年のS/Jリーグ以来でしたが、その時とは違った雰囲気。応援が温かくて(再春館製薬所チームの)アカデミー生も声を出して応援してくれていましたし、すごく楽しんでプレーできました。

――先輩の志田千陽/松山奈未ペアが先に負けてしまい、地元勢として頑張らなければいけないプレッシャーは?

加藤 捉え方によってはプレッシャーになりますけど、それは関係なく、まず自分たちのプレーをして、お客さんや応援してくださる方が応援して一緒に戦ってくれるようにやっていけたらいいなという気持ちを持ってコートに入っていました。

――今日の相手は、今年の世界ジュニア準優勝ペアだったが、対策は考えていた?

廣上 フランスオープンの1回戦でも当たっていて、その時はファイナルゲームまでもつれて、勝つ展開でした。自分たちもまだ若いんですけど、相手の方が若くて、すごいフレッシュ。どんどん攻めてくる印象があったので、試合前にはレシーブをしっかり我慢しようと話し合っていました。もっと(攻撃につながる)ドライブレシーブとかショートレシーブをしたかったのですが、相手も前にしっかりと入ってきていたので、そこはよく見て(相手が前に来ていたら)ロングレシーブでしっかり我慢しようとも話していました。

取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真/平野貴也

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