11月4日に国内最高峰のリーグ戦である「バドミントンS/Jリーグ2023」が開幕した。S/Jリーグは、男女各12チームを2つのブロック（S＆J）に分けて実施。開幕戦は、秋田県秋田市と愛知県刈谷市の2会場に分かれて行なわれている。ここでは、愛知県のウィングアリーナ刈谷で開催された、刈谷大会の男子ダイジェストをお伝えする。
秋田大会
【ダイジェスト】
刈谷大会には男子のJブロックが集結。昨シーズン2位のジェイテクト、同3位のNTT東日本が牽引する同ブロックは、開幕戦からその2チームが白星スタートを切った。地元での開幕戦に気合いが入るジェイテクトは、丸杉との勝負を3-0で快勝。チームの大黒柱である日本代表の西本拳太を起用せずとも、ダブルス2本がしっかり勝利をつかみ、シングルスで起用された小川翔悟も、接戦となった勝負を20本、20本で競り勝った。
久々のリーグ優勝をねらうNTT東日本は、第1ダブルスに古賀輝／齋藤太一、第2ダブルスに武井優太／遠藤彩斗と日本A代表ペアを起用。シングルスにも同じく日本代表の桃田賢斗を配して豊田通商との勝負に挑むと、古賀／齋藤がファイナルゲーム18本とやや苦戦も、しっかり勝利をつかんで流れをつくる。すると、その後の桃田、武井／遠藤はストレート勝ちを収めて、NTT東日本が3-0で勝利。開幕戦を白星発進とした。
昨季6位の三菱自動車京都と同10位の金沢学院クラブの勝負は、金沢学院クラブに軍配があがった。第1ダブルスは、金沢学院クラブの伊藤吏永／安井颯杜がファイナル勝負を18本で制して勢いをつけると、シングルスも金沢学院クラブの猪熊心太朗が2-0で勝利。三菱自動車京都は第2ダブルスの内田裕太郎／三上楓が2-1で勝利して一矢報いたが、大事な初戦を落とし黒星スタートを切ることになった。
▼男子Jブロック（11月4日）
ジェイテクト（1勝） ３−０ 丸杉（1敗）
市川和洋／馬屋原大樹②〔21−10、21−13〕０●西川薫／小野寺泰雅
小川翔悟②〔22−20、22−20〕０●佐藤雄輝
野田悠斗／相澤桃李②〔21−15、19−21、21−16〕１●後藤海斗／石神文太
金沢学院クラブ（1勝） ２−１ 三菱自動車京都（1敗）
伊藤吏永／安井颯杜②〔21−14、12−21、21−18〕１●林谷理貴／疋田聖也
猪熊心太朗②〔21−17、21−18〕０●常山明良
友金利玖斗／林上凱●１〔14−21、21−18、16−21〕②内田裕太郎／三上楓
NTT東日本（1勝） ３−０ 豊田通商（1敗）
古賀輝／齋藤太一②〔11−21、21−18、21−18〕１●吉村徳仁／滝口友士
桃田賢斗②〔21−12、21−4〕０●戸内佑亮
武井優太／遠藤彩斗②〔21−17、21−19〕０●三宅将平／村瀬康之介
▼11月5日（日）の対戦カード
金沢学院クラブ（1勝） − 豊田通商（1敗）
ジェイテクト（1勝） − 三菱自動車京都（1敗）
NTT東日本（1勝） − 丸杉（1敗）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／三野良介