10月31日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週開催されたフランスOP(Super750)の結果が反映され、順位に変動があった。ここではシングルスの世界ランキングを紹介する。
【男子シングルス】
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フランスOPは途中棄権で初戦敗退となったビクター・アクセルセン(デンマーク)だが、しっかり1位をキープ。2位のアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)とともに、順位を守っている。
3位以降は順位変動あり。3位にフランスOP準優勝の李詩灃(リ・シフェン/中国)、4位に同優勝のジョナタン・クリスティ(インドネシア)が、それぞれ2ランクアップしてきた。3位につけていた奈良岡功大は、あおりを受ける形で2ランクダウンの5位に後退している。
日本勢2番手の西本拳太は1ランクアップの12位、常山幹太は1ランクダウンの16位。パリ五輪2枠目を争う二人に、少し差が開いた。4番手以降は、渡邉航貴が1ランクアップの25位、大林拓真が9ランクアップの36位、田中湧士が7ランクアップの48位と、それぞれ順位を上げてきた。一方で、桃田賢斗は1ランクダウンの49位と低迷が続いている。
【女子シングルス】
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アン・セヨン(韓国)が、5種目中、最高の11万3314ポイントで1位。2位の山口茜が10万ポイント超えで続く。フランスOP優勝の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国/3位)、準優勝の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾/4位)が、それぞれポイントを加え、陳雨菲と山口との差は1671ポイント。戴資穎も9万ポイント台に乗せてきた。
フランスOP準々決勝でキャロリーナ・マリーン(スペイン/5位)に勝った大堀彩が、7700ポイントを加算して3ランクアップの16位に浮上。30位の川上紗恵奈に続くのは、1ランクアップして34位となった仁平菜月。奥原希望は3ランクダウンの36位と後退した。
58位の郡司莉子に迫ってきたのが、12ランクアップした水津愛美(64位)。髙橋明日香(73位)も9ランクアップ、宮崎友花は22ランクアップの74位と、大きく順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO