10月13日に開催されたBWFワールドツアー・アークティックOP(フィンランド・ヴァンター/Super500)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は上位進出をかけて海外の強豪選手らと激突。準決勝に勝ち進んだ。
男子シングルスは常山幹太(上写真)、渡邉航貴の2選手が準々決勝に登場。白星をつかんだのは常山幹太だ。中国の若手選手との勝負は、第1ゲーム19本で常山が制すと、続く第2ゲームも12本に抑えて勝利。2-0のストレート勝ちで準決勝進出を決めた。渡邉はデンマークのアンダース・アントンセンとの試合に挑み、第2ゲームの接戦を24-22で奪ってファイナルゲームに持ち込む。しかし、最終ゲームは相手に先行されて1-2で敗戦。上位進出を逃した。
混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏は、中国の4番手ペアとの対戦。互いに1ゲームずつ制した後のファイナルゲームを、緑川/齋藤が21-18で制して準決勝へ。女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那と中西貴映/岩永鈴も、2-0のストレート勝利でベスト4進出を決めている。
13日準々決勝の結果と14日準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(10月13日)
リー・ジジャ(マレーシア)◯〔21−16、19−21、11−7、キケン〕●レオン・ジュンハオ(マレーシア)61分
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−9、22−24、21−14〕1●渡邉航貴78分
ン・ツェヨン(マレーシア)②〔21−11、21−18〕0●陸光祖(中国)52 分
常山幹太②〔21−19、21−12〕0●雷蘭晞(中国)49分
▼準決勝(10月14日)
リー・ジジャ(マレーシア) − アンダース・アントンセン(デンマーク)
常山幹太 – ン・ツェヨン(マレーシア)
【女子シングルス】
▼準々決勝(10月13日)
ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)②〔21−19、23−21〕0●戴資穎(台湾)53分
韓悦(中国)②〔21−11、13−21、21−18〕1●ミア・ブリックフェルト(デンマーク)63分
プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔20−22、22−20、21−18〕1●グエン・トゥイリン(ベトナム)91分
王祉怡(中国)②〔21−17、21−11〕0●リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)38分
▼準決勝(10月14日)
ポンパウィ・チョチュウォン(タイ) − 韓悦(韓国)
プサルラ・V.シンドゥ(インド) − 王祉怡(中国)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(10月13日)
セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−10、19−21、21−10〕1●カラル/メンデレク(チェコ)38分
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔22−20、10−21、21−19〕1●王齊麟/李洋(台湾)
ケアー/ソガード(デンマーク)②〔16−21、21−19、21−14〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)67分
テーKW/マン・ウェイチョン(マレーシア)②〔22−20、21−18〕0●クスマワルダナ/ラムビタン(インドネシア)35分
▼準決勝(10月14日)
セティアワン/アッサン(インドネシア) − アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
ケアー/ソガード(デンマーク) − テーKW/マン・ウェイチョン(マレーシア)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(10月13日)
松本麻佑/永原和可那②〔21−18、21−13〕0●李怡婧/羅徐敏(中国)43分
劉聖書 /譚寧(中国)②〔21−19、21−19〕0●ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)50分
中西貴映/岩永鈴②〔24−22、21−16〕0●李佳馨/鄧淳薫(台湾)47分
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)②〔21−17、21−17〕0●トラン/ランベール(フランス)49分
▼準決勝(10月14日)
松本麻佑/永原和可那 − 劉聖書 /譚寧(中国)
中西貴映/岩永鈴 – ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(10月13日)
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−7、21−19〕0●李晉熙/吳芷柔(香港)
緑川大輝/齋藤夏②〔21−13、16−21、21−18〕1●程星/陳芳卉(中国)
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔19−21、21−14、キケン〕1●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)
チェンTJ/トーEW(マレーシア)②〔21−14、21−17〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)42分
▼準決勝(10月14日)
緑川大輝/齋藤夏 − 馮彦哲/黄東萍(中国)
チェンTJ/トーEW(マレーシア) − 蒋振邦/魏雅欣(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO