4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、10月7日、個人戦決勝が行なわれた。ここでは混合ダブルス決勝後の渡辺勇大/東野有紗のコメントを紹介する。
渡辺勇大&東野有紗
混合ダブルス決勝、鄭思維/黄雅瓊に0-2で敗退し、銀メダル
――望んだ結果とは違ったかもしれないが、銀メダル。今の気持ちは
渡辺 大会通じていいゲームが多かったし、お互いによくやったと褒めたいなと思います。
東野 全部の試合においてコンディションがいいわけではないですし、 今大会で言えば、お互いにコンディションが少し悪い中でここまで勝ち抜いてこられたというのは、自分たちにとってすごく大きい。コンディションをよく整えて、またデンマーク、フランスと頑張っていきたいです。
――決勝に関して。やろうとしたことでできたこと、難しかったことは
渡辺 全体的には相手に攻められる展開が多かった。もう少し僕らが足を動かして、前後の動きを早くして、相手にプレッシャーをかけていきたかったんですけど、 どうしても自分の足がちょっと止まってしまって、相手にプレッシャーがかからないような球を簡単に上げてしまっていたというのが、終始よくなかった。それがすべてかなと思います。
東野 第2ゲームのイレブンまでの展開はすごくよかったと思います。ただ、勇大くんが言ったように、そこからの展開で足が止まってしまう場面がすごく多かった。そこでもう1歩足を出せていれば、自分たちの展開にもつながったと思うし、そこを課題としてやっていきたいです。
――足が止まったしまったのは、体力的な部分か
渡辺 そうですね。疲労度も高かったし、自分自身はあまり練習を積めていなかったので、今大会4試合目でしたけど、その部分で少しフィジカルが足りなかったかなと思います。
――このアジア大会での結果を今後どうつなげていきたいか
渡辺 パリ五輪も来年やってきますし、東京五輪で銅メダルをとって、今回アジア大会で銀メダルを取れて、あともう1つは、来年に取っておいてくれたんだなという気持ちで、今は少し休んで、また今後頑張っていきたい。五輪レースが続きますし、レースを戦い抜く中で、まだまだ先になりますが、次は「金メダルを取れるように」というのは頭の片隅に置いて、ひたむきに頑張っていきたいなと思います。
東野 前回のアジア大会は結果がすごく悪かったので、まずはメダルが取れて、ほっとしているんですけど、パリ五輪では自分たちが金メダルで表彰台に上れるように、これからも頑張って練習していきたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Badmintonphoto