10月6日に開催されたBWF世界ジュニア(アメリカ・スポケーン)個人5日目は、各種目準々決勝が行なわれた。メダル獲得に向けて海外の強豪ジュニアと対戦したU19日本代表は、苦しい戦いが続く中、女子ダブルス3ペアが準決勝へと勝ち進んだ。
女子ダブルスは山北奈緒/須藤海妃、田口真彩/玉木亜弥、清瀬璃子/平本梨々菜の3ペアが準々決勝に登場。山北/須藤、清瀬/平本はともに中国ペアを下して準決勝に進出。田口/玉木もマレーシアペアを2-0で下し、こちらもベスト4進出を決めた。準決勝は、山北/須藤がアメリカペアと対戦。田口/玉木と清瀬/平本は日本ペア対決に挑むことになった。
女子シングルスは、世界ジュニア連覇に挑戦する宮崎友花(上写真)がインドネシア選手と対戦。1-1でファイナルゲームにもつれた試合は、大接戦の末に20-22で宮崎が敗れ、準決勝の切符には届かなかった。遠藤美羽はタイの第2シード選手と対戦するも17本、13本で敗れ、こちらも準々決勝敗退となった。
アジアジュニア選手権銀メダルで上位進出の期待が高まった男子シングルスの沖本優大(上写真)は、インド選手に第1ゲームを16本で奪われると、第2ゲームも17本で失い敗戦。惜しくもメダルには届かず。男子ダブルスの角田洸介/菅原海斗は、マレーシアペアを相手に第1ゲームを先制したものの、第2ゲームは奪われファイナルゲームに突入。最後は16-21で敗れ、ベスト4進出はならなかった。また、混合ダブルスの松川健大/山北奈緒は、インドネシアペアに13本オールで屈し準々決勝で敗れている。
10月6日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(10月6日)
沖本優大●0〔16−21、17−21〕②アユシュ・シェティ(インド)45分
【女子シングルス】
▼準々決勝(10月6日)
宮崎友花●1〔14−21、21−18、20−22〕②チアラ・マルベラ・ハンドヨ(インドネシア)80分
遠藤美羽●0〔17−21、13−21〕②ピチャモン・オパニプス(タイ)40分
【男子ダブルス】
▼準々決勝(10月6日)
角田洸介/菅原海斗●1〔21−12、17−21、16−21〕②ゴーンティン/アーロン・タイ(マレーシア)45分
【女子ダブルス】
▼準々決勝(10月6日)
山北奈緒/須藤海妃②〔21−18、21−19〕0●リ/ツァン(中国)47分
田口真彩/玉木亜弥②〔21−13、21−14〕0●オンXY/カルメン・ティン(マレーシア)37分
清瀬璃子/平本梨々菜②〔21−16、21−14〕0●チェン/ツァン(中国)39分
【混合ダブルス】
▼準々決勝(10月6日)
松川健大/山北奈緒●0〔13−21、13−21〕②ゴサル/エルサダイ(インドネシア)27分
【選手】
菅原海斗(浪岡高③)
沖本優大、角田洸介、中川友那(埼玉栄高③)
佐藤瑠活(東大阪大柏原高③)
谷岡大后(ふたば未来学園高③)
中静悠斗、松川健大(ふたば未来学園高②)
澤田修志(埼玉栄高①)
川野寿真(ふたば未来学園高①)
【女子】
清瀬璃子(青森山田高③)
小原未空(埼玉栄高③)
遠藤美羽(作新学院高③)
須藤海妃、山北奈緒(ふたば未来学園高③)
田口真彩(柳井商工高③)
平本梨々菜(青森山田高②)
玉木亜弥(四天王寺高②)
宮崎友花(柳井商工②)
浅野真央(青森山田中③)
【監督】
大堀均(日本協会ジュニア強化部員)
【コーチ】
井田貴子、明神憲一、友金幸雄、ハルモノ・ユウォノ、本多裕樹、垣岩令佳(日本協会ジュニア強化部員)
【トレーナー】
泉堅吉(バイプレーヤーズ)
【映像分析】
下関元、稲川祥史(国立スポーツ科学センター)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO