4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、10月5日、個人戦準々決勝が行なわれた。ここでは日本選手の試合後のコメントを紹介する。
大堀彩
女子シングルス準々決勝、グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)に2-0で勝利
――試合を振り返って
今日は特に出だしがすごくよくて、体のコンディションや動きがいい感じがしたのですが、正直どこまで続くかなという、不安な部分もあったんですけど…。 それでも、我慢していったら、第2ゲーム後半は相手がきつそうに見えましたし、その2ゲームを耐えられたのが今日は一番よかったかなと思います。今日もファイナルゲームは想定して入っていましたが、2ゲームの終盤で流れをもっていかれると、ファイナルの展開も変わってくるので。
――その第2ゲーム終盤、相手に焦りなども見えたが
ランキングだけ見ると、相手の方が格上。自己分析ですが、相手からしたら、多分、戴資穎選手が上がってくるよりチャンスだと思っていたかもしれないですよね。そんなふうに思ってくれれば、逆にチャンスかなと思っていたので、私はその隙を突くという気持ちでコートに入りました。
――これで銅メダル以上が確定したが
多分、私がメダル取るとは、誰も思っていなかったと思う。自分でも、そう思われてるのもわかってましたけど、それがまず悔しかった。トップランカーには勝てないと周りに思われてるっていうのが、自分の中では悔しくて。でも、それは結果でしか覆せない。ただ明日も、私がチャレンジャーということは変わらない。メダルを取れたというのは一つうれしいことですけど、今はアジア大会の決勝が終わるまで、 自分自身の可能性に賭けたいし、自分自身が何かやってくれるんじゃないかという期待もすごく大きいです。
――明日は陳雨菲(中国)と対戦する
やっぱり団体戦で負けているので、正直、すごく勝ちたいです。毎試合そうですが、試合はやってみないとわからない。どんなプレーをしていくかはこれからゆっくり考えますが、一つだけ言えることは、私はどんな上の相手に対しても食らいついて戦えるというところを見てほしいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Badmintonphoto