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【杭州アジア大会】大堀彩が戴資穎をストレートで破る金星で準々決勝進出!〈個人戦3日目ダイジェスト〉

4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、10月4日、個人戦3日目の競技が行なわれ、女子シングルスの大堀彩が、元世界ナンバーワンの戴資穎(タイ・ツーイン)をストレートで破る金星を挙げた。

前日の2回戦後に、「誰が見ても相手が格上だけれど、チャンスは絶対にある」と話していた大堀が有言実行で躍動した。第1ゲーム序盤は「相手にラリーを切られて、ラリーをさせてもらえずやりづらかった」という大堀だが、その中でも相手のミスで得点。第1ゲームを21-13で奪うと、第2ゲーム序盤も高い集中力で、相手のエースショットをカウンターレシーブで逆に決め返すなど、中盤までに戴資穎を波に乗らせず、押し切った。

「勝つとしても、ファイナル勝負だと思っていたから、こんな展開になるとは予想できなかった」と大堀。当初は五輪レースの一環としての位置づけだったアジア大会だが、ベスト8入りを決めて「少しずつ欲も出てきた」と、5日の準々決勝に臨む。

前回2018年に銅メダルを獲得した男子シングルスの西本拳太は、李詩灃(中国)に敗退。第1ゲーム中盤までは互角の展開だったが、第1ゲーム12オールから連続得点を許し、引き離された。

そのほか、男子シングルスの奈良岡功大、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、福島由紀/廣田彩花、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、準々決勝進出を決めている。

【男子シングルス】

▼3回戦

西本拳太●0〔14−21、16−21〕②李詩灃(中国)

奈良岡功大②〔21−16、21−17〕0●スリカンス・キダムビ(インド)

【女子シングルス】

▼3回戦

大堀彩②〔21−16、21−13〕0●戴資穎(台湾)

【女子ダブルス】

▼2回戦

志田千陽/松山奈未②〔21−16、23−21〕0●B.アイムサード/N.アイムサード(タイ)

福島由紀/廣田彩花 15-3 キケン ラハユ/ラマダンディ(インドネシア)

【混合ダブルス】

▼2回戦

渡辺勇大/東野有紗②〔21−17、21−15〕0●リバルディ/メンタリ(インドネシア)

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/Badmintonphoto

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