4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、10月4日、個人戦3日目の競技を行なった。ここでは個人戦3日目に登場した日本選手のコメントを紹介する。
大堀彩
女子シングルス3回戦、戴資穎(台湾)に2-0で勝利
――昨日、「絶対にチャンスはある」と話していたような展開になったが、これほどすんなり勝てるとは予想できなかったのでは
正直、ストレートで勝つというのは想像してなくて。チャンスが来て、もし勝てたとしても、団体戦のときの陳雨欧菲選手との試合展開をイメージしてたので、相当長くなる試合を想定してコートに入りました。それが、よかったかなと思います。彼女に初めて勝って、初めての勝ち方がこういう感じだったのは、自分自身でも少しびっくりする部分はありますが、試合に入る前の心構えっていうのがよかったのかなと思います。
――戴資穎があれだけミスしたのも驚きだった
ラリー戦になればチャンスがあると思ったんですけど、第1ゲーム前半はラリーをさせてもらえなくて。ちょっとやりづらいなという感じがあったんですけど、ラリーを頑張って我慢して、拾ってていったら、 自然と相手がミスしてくれて。そこはラッキーだったかなと思います。
――第2ゲームでは、戴資穎が決めたかに見えたプッシュをカウンターレシーブ。大堀選手自身はかなり集中していたのでは
そうですね、2ゲーム目はシーソーゲームでしたが、元々、ファイナルになる前提でコートに入ってたので、勝ち急がなかったのがよかったと思います。
――アジア大会でベスト8入り
4年に1度の大会ということもありますけど、私の中では、オリンピックレースのポイントが大きいと思っています。ただ、今日の勝利は自信にもつながりましたし、ここまできたら、やっぱりメダルを持って帰りたい気持ちが、少しずつ、日に日に強くなってきている感じです。
――準々決勝に向けて
どちらが勝ち上がってきても、自分のやることは変わらないかなと思います。ここまできたら、実力は五分だと思うし、やってみないとわからない。昨日話したのと同じで、私にもチャンスは大いにあると思ってます。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Badmintonphoto