4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、10月3日、個人戦1回戦および2回戦が行なわれた。ここでは個人戦2日目に登場した日本選手のコメントを紹介する。
仁平菜月
女子シングルス2回戦、何冰嬌(ヘ・ビンジャオ/中国)に1-2で敗退
――試合を振り返って
団体戦で負けてる相手でもあったので、団体戦のときと同じ負け方だけはしたくないという思いでした。1回戦から強い相手というのは仕方ないと思っていて、 そこをどう勝ち進んでいくか。コートに入る前からしっかり気持ちを入れて臨みました。
――第2ゲームを取って、いけるという手応えは
相手も疲れて、決め急いでるなっていうのはあったので、そこで、自分がミスするのだけはしてはいけないという意識だけを持っていて。第2ゲーム後半は、それで取れたと思います。ファイナルゲームも、相手のミスや要所で強気にいけたりしましたが、2点差、3点差を埋められなかったのは、相手の方が攻撃の仕方や点数の取り方が上手だったなと思います。
――山口茜選手の欠場で、個人戦に出場することになったことについては
団体戦が終わったあとに、個人戦に出場すると伝えられました。急遽決まったことですし、山口さんのケガということなので、難しい感情ではあったんですけど…。でも、それで中途半端にやるのは失礼だと思ってたので、出させてもらった以上は、しっかり覚悟を持って、代表として恥ずかしくない取り組みをしようと決めていました。そこで勝ちにつばげられなかったのは、申し訳ない気持ちと悔しい気持ちです。
――ただ、随所にいい攻撃があった
そうですね、全く通じないわけではないですが、今一番こだわりたいのは、勝つということ。いい試合をしても負けは負け。勝ち負けには こだわっていかないといけない年齢だと思うので、自分にもっと厳しくいきたいと思っています。
――今後に向けて
デンマークOP、フランスOPと続くので、出場させてもらうだけではなく、勝ちにこだわるっていうのは常に頭に置いていかなきゃいけないと思っています。1回戦からシード選手だったり、強い選手と当たるので、そこをしっかり突破できるように、 また頑張っていきたいと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Badmintonphoto