4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、10月2日から個人戦がスタート。初日は、各種目1回戦が行なわれ、男子シングルスの西本拳太、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾、古賀輝/齋藤太一、混合ダブルスの山下恭平/篠谷菜留が登場。西本、保木/小林が2回戦進出を決めている。
西本は、世界ランク315位のネパール選手と対戦。向かってくる相手に対し、隙を与えないプレーでストレート勝利をおさめ、2回戦に駒を進めた。インドペアと対戦した保木/小林は、第1ゲーム13-3とリードしたところで、相手が棄権。相手の動きが鈍い中でも、序盤からロングサービスで揺さぶるなど、こちらも隙なく2回戦進出を決めた。
一方、古賀/齋藤は1回戦から世界選手権覇者の徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)と当たるというタフなドロー。サービスまわり、攻撃力で上回る韓国ペアに終始リードを奪われる苦しい展開となり、ストレートで敗れた。混合ダブルスの山下/篠谷も1回戦敗退。「このところ自分たちらしいプレーができていない」という二人は、レシーブ場面で劣勢を打開できず、「何かきっかけがつくれればよかったのですが…」と肩を落とした。それぞれ、課題をもって、ヨーロッパでのツアー連戦に備える。
そのほかの個人戦出場の日本選手は、10月3日に1回戦および2回戦を戦う。
【男子シングルス】
▼1回戦
西本拳太②〔21−12、21−7〕0●プリンス・ダハル(ネパール)
【男子ダブルス】
▼1回戦
保木卓朗/小林優吾 途中棄権 アルジュン/ドゥルブ(インド)
古賀輝/齋藤太一●0〔18−21、11−21〕②徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)
【混合ダブルス】
▼1回戦
山下恭平&篠谷菜留●0〔18−21、14−21〕②李晋熙/吳芷柔(香港)
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Badmintonphoto