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【アジア大会2023】「めちゃくちゃ緊張して心臓がバクバクしていました」(篠谷菜留)<3日目・選手コメント-4>

4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)バドミントン競技は、9月30日に女子団体戦の準決勝を行なわれた。ここでは、中国戦に出場した日本選手たちのコメントを紹介する。

福島由紀/篠谷菜留(手前)

第4試合:第2ダブルスは福島/篠谷が鄭雨/張殊賢に0-2で敗戦。

――2人で組んだのは、いつ以来?

篠谷 高校3年(2011年/青森山田高時代)の全日本総合以来です。

――即席ペアで中国戦は大変だったが、第1ゲームは勝利の可能性を感じさせる戦いができていた

福島 個人的には楽しめた試合でもありました。やっぱり(組むのが)12~13年ぶりぐらいなので、ワクワクする気持ちと、団体戦の緊張感のある中での試合で、自分の中でどっちの気持ちもある中でプレーしていました。1ゲーム目にチャンスがあったところで取り切れなかったのは、やっぱり普段から組んでいないぶんの連係なのかなとは思います。でも、(第2シングルスまでの)みんながいい試合をしてくれたから、自分たちも流れに乗って入れたところがあって、すごくいいプレーもできたかなと思います。

篠谷 コートに入る前、めちゃくちゃ緊張して、心臓がバクバクしていました。でも、いざコートに入ってみたら、1ゲーム目は楽しめたのかなと思います。もちろん、悔しさが先にきますけど(高校時代に組んでいた)由紀と組んでアジアの大きな大会に出られることは、今後ないと思う。こういう経験をさせてもらえてうれしかったという気持ちもあります。プレー面では申し訳ないところばかりでしたが、由紀も声をかけてくれていたので、楽しみながらプレーすることはできていました。

――福島/廣田のペアで3連敗中の相手

福島 あまり、大きな作戦のようなものは立てませんでした。普段から組んでいるわけではないので。少し、相手にはこういう癖があるよと伝えて、あとはプレーしていく中で(ねらいを)チェンジしながら、話し合いながらやっていました。

――1ゲーム目は、トップ&バックから攻める形がつくれていた

篠谷 1ゲーム目の方が、私が(ネット前に)切って前に入れていたところが大きいですね。ミックスダブルスと同じなのですが、そこを無理にドライブで打ち合ったり、クロスに逃げちゃったりしたのが、第2ゲーム。相手が攻める形をずっとつくらせてしまったのは、よくなかったなと思います。

――試合は1-2の敗戦し、チームは銅メダル

福島 フルメンバーでもなく、ケガもあったり、コンディション的にバラバラだったところもある中で、一人ひとりが頑張ってくれたことが、銅メダルにつながったと思います。今日も(山口)茜はいなかったんですけど、LINEをくれて、応援してくれているのは伝わっていましたし、一緒に戦っていたので。(連覇を逃して)悔しいですけど、みんなでカバーやフォローをし合いながらやった結果の銅メダルかなと思っています。

篠谷 フルメンバーではない中で、各々が自覚をしっかり持って、とにかく次につなげようと試合をしてくれたと思います。その中で、最後の川上まで回せなかったのは申し訳ないですけど、この状況での銅メダルは前向きに捉えて、私たち個人戦に出るメンバーは、個人戦につながる銅メダルになると良いなと思います。

取材・構成/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

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