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【アジア大会2023】「いつも以上に勝ちたい気持ちが強く、その準備の部分から相手を上回れた」<2日目・選手コメント-2>

4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会(中国・杭州)のバドミントン競技が、9月28日に開幕。大会2日目の29日は男女の団体戦が行なわれ、日本女子が準々決勝・台湾戦に臨んだ。ここでは、第3試合を終えた女子シングルスの大堀彩のコメントを紹介する。

大堀彩

第3試合:女子シングルスの大堀が許玟琪に2-0で勝利

――よい展開で勝利できた

実力は五分五分かなという相手。私の中で「勝ちたい、勝たないと」と思っていました。団体戦でいつも以上に勝ちたい、1ポイントを取りたい気持ちが強く、その準備の部分で、相手を上回れたんじゃないかなと思います。

――プレー面での手応えは

序盤は、相手がピタッと足を止めてから動いているのがわかったので、すごくやりにくそうだなという印象がありました。ただ、第2ゲームの前半から相手が私のプレーに慣れてきて、決まっていた球が取られるようになりました。それは予想していたので、戦術を変えて、ズルズルと失点をしなかったのがよかったと思います。(コーチ席の)朴(柱奉)さんや今別府(香里)さんがたくさん声をかけてくれて、心強かったです。

――2ゲーム目の途中からやり方を変えて、相手のミスをうまく誘えた

シャトルが重かったり、羽根が(ラリーで)開いてしまうことが多かったり。そうなると、自分のエースショットが決まらないので、最後は我慢のラリーをしていました。

――3階席からのチームの応援も聞こえていたのでは?

日本の女子はすごく仲がよくて、雰囲気もいい。選手村でもみんなで楽しく生活していますし、チームワークはどこよりもいいと思います。団体戦は何があるか、試合がどう転ぶかわからない。その中で、みんなで3ポイントを取りにいくぞという気持ちでやっています。

――第1シングルスの山口選手が負傷棄権。動揺は?

第1試合で茜ちゃんがケガをしたと聞いて、みんなが心配というか、大丈夫かという感じがありました。でも、そこをカバーし合えるチームだと思う。茜ちゃんがケガをしてしまったからこそ、みんなでサポートし合って(勝利を)取るぞと励まし合っていた。そういうところが、チームワークにつながっていると思います。

取材・構成/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

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