9月28日に開催されたジュニアの世界一を決めるBWF世界ジュニア2023(アメリカ・スポケーン)4日目は、男女混合団体戦の決勝トーナメント、順位決定戦などが行なわれた。
予選リーグ・グループBを1位通過した日本は、決勝トーナメント・準々決勝で中国と対戦。7月のアジアジュニア選手権(インドネシア)で団体優勝を果たしている日本としては、なんとかライバルを下して準決勝に進みたかったが、第1試合の混合ダブルスに出場した谷岡大后/田口真彩は、中国ペアに0-2のストレート負け。続く第2試合・男子シングルスの沖本優大も、0-2で屈して日本は後がない状況になった。
なんとか逆転をねらいたい日本は、第3試合・女子シングルスに登場した宮崎友花が、ファイナルゲームの接戦の末に白星を奪取。後続に望みを託したが、続く男子ダブルスの中静悠斗/松川健大(上写真・手前)は14本、17本で敗戦。日本は1-3で中国に敗れ、メダル獲得はならなかった。
日本は準々決勝後に行なわれた5-8位決定戦に進み、インドに3-0で勝利。29日の5・6位決定戦に駒を進めている。
28日の結果は以下の通り。
【決勝トーナメント】
▼準々決勝(9月28日)
日本 1-3 中国
XD 谷岡大后/田口真彩●0〔9−21、22−24〕②LIAO Pin Yi/ZHANG Jia Han35分
MS 沖本優大●0〔12−21、8−21〕②HU Zhe An36分
WS 宮崎友花②〔21−8、15−21、21−19〕1●XU Wen Jing 61分
MD 中静悠斗/松川健大 ●0〔14−21、17−21〕②MA Shang/ZHU Yi Jun35分
マレーシア 3-0 インド
インドネシア 3-1 フランス
台湾 3-2 タイ
▼準決勝(9月29日)
中国 – マレーシア
インドネシア – 台湾
▼5-8位決定戦(9月28日)
日本 3-0 インド
XD 谷岡大后/田口真彩②〔21−15、21−18〕0●Samarveer./SHARMA31分
MS 中川友那②〔21−14、22−20〕0●Lokesh Reddy KALAGOTLA34分
WS 遠藤美羽②〔15−21、21−19、21−19〕1●Unnati HOODA62分
フランス 3–1 タイ
▼5・6位決定戦
日本 – フランス
▼7・8位決定戦
インド − タイ
【選手】
菅原海斗(浪岡高③)
沖本優大、角田洸介、中川友那(埼玉栄高③)
佐藤瑠活(東大阪大柏原高③)
谷岡大后(ふたば未来学園高③)
中静悠斗、松川健大(ふたば未来学園高②)
澤田修志(埼玉栄高①)
川野寿真(ふたば未来学園高①)
【女子】
清瀬璃子(青森山田高③)
小原未空(埼玉栄高③)
遠藤美羽(作新学院高③)
須藤海妃、山北奈緒(ふたば未来学園高③)
田口真彩(柳井商工高③)
平本梨々菜(青森山田高②)
玉木亜弥(四天王寺高②)
宮崎友花(柳井商工②)
浅野真央(青森山田中③)
【監督】
大堀均(日本協会ジュニア強化部員)
【コーチ】
井田貴子、明神憲一、友金幸雄、ハルモノ・ユウォノ、本多裕樹、垣岩令佳(日本協会ジュニア強化部員)
【トレーナー】
泉堅吉(バイプレーヤーズ)
【映像分析】
下関元、稲川祥史(国立スポーツ科学センター)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO