バドスピ | BADMINTON SPIRIT

【全日本ジュニア2023】混戦となったダブルスを青森山田の平本&横内が制して優勝!<女子ダブルス>

9月16日から18日まで開催された第42回全日本ジュニア選手権(愛知・ウィングアリーナ刈谷)は、大会最終日の18日に各種目の準決勝、決勝戦が行なわれた。ここでは、高校生を中心としたジュニアの部・女子ダブルスをダイジェストでお伝えする。

【女子ダブルス】

優勝候補が序盤に脱落するなど波乱含みの展開となった女子ダブルス。そのなかで、インターハイ2位の平本梨々菜(上写真・左)が横内美音(青森山田高)との新ペアで今大会に挑み、準決勝では上野凛/垣内杏南(埼玉栄高)に対して第1ゲーム10本と圧倒。第2ゲームは中盤でリードされる展開になったが、終盤での勝負強さで18本と逆転勝ちした。また、相磯美心/松田仁衣菜(福井工大福井高)も山名彩心/西谷柚奈(滋賀短大附高)を相手に、終始ペースを握って第1ゲームを21−8で奪うと、第2ゲームは要所を締めて21−18で決勝進出を決めた。

迎えた決勝戦。「平本が打って自分が決める。もしくは、平本が決められる球をつくるというのが、1ゲーム目からできていた」(横内)と、横内/平本が主導権を握った。相磯(上写真・右)/松田も反撃を試みるものの、横内/平本は第1ゲームを14本で制すると、第2ゲームは17本で勝利。名門・青森山田を引っ張っていく立場の2人が最高の結果を残すことに成功した。

【優勝コメント】

優勝
平本梨々菜(左)/横内美音
青森山田高
(2年/青森)

平本 目標はシングルスとダブルスで2冠することでした。直前のシングルスで負けて気持ち的にも引きずった部分はあったのですが、パートナーが気持ちの部分でもカバーしてくれました。自分もその気持ちに乗って、波に乗っていい形で勝てたと思います。

横内 私は小学生のころなどはシングルスしかやっていなかったので、ダブルスで優勝することが目標でした。素直にうれしいですね。平本は上からのショットが鋭いので、自分がつっついて相手に甘い球を出させて(平本に)打たせるパターンを出せるように心がけました。

【結果(18日)】

▼準決勝

平本梨々菜/横内美音(青森山田高)②〔21−10、21−18〕0●上野凛/垣内杏南(埼玉栄高)

相磯美心/松田仁衣菜(福井工大福井高)②〔21−8、21−18〕0●山名彩心/西谷柚奈(滋賀短大附高)

▼決勝

平本梨々菜/横内美音②〔21−14、21−17〕0●相磯美心/松田仁衣菜

準優勝
相磯美心(右)/松田仁衣菜
福井工大福井高(2年/福井)

3位
上野凛(右)/垣内杏南
埼玉栄高(2年/埼玉)

3位
山名彩心(左)/西谷柚奈
滋賀短大附高(2年/滋賀)

取材・文/吉井信行

写真/井出秀人

バドスピTOPへ
モバイルバージョンを終了