【香港オープン2023】山口茜が今季5個目のタイトルを獲得!西本拳太は準優勝!<決勝戦結果>

9月17日に開催されたBWFワールドツアー・香港オープン(九龍/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの山口茜と男子シングルスの西本拳太が頂上決戦に挑み、山口が優勝を果たしている。

準決勝/5日目
(9月16日)

準々決勝/4日目
(9月15日)

2回戦/3日目
(9月14日)

1回戦/2日目
(9月13日)

1回戦/初日
(9月12日)

女子シングルスの山口(上写真)は、中国の張藝曼(ツァン・イーマン)と決勝で対戦。過去の対戦成績で3連勝中の山口は、第1ゲームを先制。7-10から6連続得点で逆転すると、その後も主導権を握って19-13。この後、相手に20-18まで差を詰められたが、山口が先に21点を奪って第2ゲームへ。その第2ゲームは中盤まで接戦になったが、15オールから一気に6連続得点をつかんだ山口が勝利。2-0のストレート勝ちで張藝曼を退け、7月のカナダOP(Super500)以来の優勝タイトルを手にした。

今季ワールドツアーで5回目の優勝を飾った山口茜

男子シングルスは、準決勝で第2シードのアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)を破った西本(上写真)が、同じくインドネシアのジョナタン・クリスティと激突した。勝負は第1ゲームの前半から点差が離れずに展開。しかし、9オールから西本が一気に9連続ポイントを奪うと、そのまま振り切って21-12で先制。第2ゲームもその勢いのまま取りたかった西本だが、相手も百戦錬磨の強敵。互いに主導権を譲らずに試合が進むと、20オールからジョナタンが先に抜け出し、勝負の行方はファイナルゲームに持ち込まれた。

白熱した戦いは最終ゲームに入っても続く。第2ゲーム同様、ポイントの奪い合いは終盤までもつれて18-17。どちらにとっても苦しい状況の中、先に抜け出したのはジョナタン。4連続得点で一気に西本を突き放して優勝。西本は惜しくも頂点には届かなかったが、上位大会で準優勝の好成績を収めた。

この他の種目では、女子ダブルスをラハユ/ラマダンティ(インドネシア)が制し、久々にワールドツアーのタイトルを獲得。混合ダブルスは地元Vをねらった鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット)を抑えた中国の郭新娃(グォ・シンワ)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)が優勝。男子ダブルスは、世界選手権銀メダルのアストルップ(上写真・右)/ラスムセン(デンマーク)が、インドネシアのカルナンド/マーティンをファイナルゲーム19本で制して優勝をつかんでいる。

17日の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔12−21、22−20、21−18〕1●西本拳太84分

【女子シングルス】

山口茜②〔21−18、21−15〕0●張藝曼(中国)36分

【男子ダブルス】

アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−10、22−24、21−19〕1●カルナンド/マーティン(インドネシア)62分

【女子ダブルス】

ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)②〔14−21、24−22、21−9〕1●タン/ティナー(マレーシア)73分

【混合ダブルス】

郭新娃/魏雅欣(中国)②〔21−13、21−19〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)43分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/09/17
■関連キーワード

                           

人気記事ランキング

閉じる