9月14日に開催されたBWFワールドツアー・香港オープン(九龍/Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢はライバルたちと熱戦を繰り広げ、5種目で準々決勝進出を決めている。
男子シングルスは西本拳太(上写真)、常山幹太が2回戦に登場。準々決勝に勝ち進んだのは西本。フランスのクリスト・ポポフとの対戦は、第1ゲームを13-21で落としたものの、後半は冷静に主導権を握った西本が14本、13本に抑えて逆転勝ち。ベスト8進出を決めている。一方、常山はマレーシアのン・ツェヨンに敗戦。第1ゲームを12-21で奪われると、第2ゲームも11本で落とし2回戦敗退となった。
女子シングルスは、山口茜(上写真)が1時間近い勝負に競り勝ち準々決勝に進出。スコットランドのカースティ・ギルモアと対戦した山口は、第1ゲームを7-21で失ったものの、第2ゲームを21-16で取り返すと、ファイナルゲームの大接戦を26-24で制して逆転勝利。苦しい戦いをモノにした。大堀彩はベテランのベイウェン・ツァン(アメリカ)とファイナル勝負にもつれたが、最後は15本で敗れベスト8入りはならなかった。
ダブルス勢は、女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那と櫻本絢子/宮浦玲奈が2回戦を突破。どちらも2-0のストレート勝ちで準々決勝の切符をつかみとった。男子ダブルスは、竹内義憲/松居圭一郎がインドネシアの中堅ペアに勝利しベスト8進出。混合ダブルスは緑川大輝(上写真・右)/齋藤夏が、1回戦で山下恭平/篠谷菜留を下しているマレーシアのタン・キアンメン/ライ・ペイジンに勝利。16本、18本のストレート勝ちで2回戦を突破した。
14日の結果、15日(準々決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(9月14日)
常山幹太●0〔12−21、11−21〕②ン・ツェヨン(マレーシア)41分
西本拳太②〔13−21、21−14、21−13〕1●クリスト・ポポフ(フランス)70分
▼準々決勝(9月15日)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア) − 李佳豪(台湾)
ン・ツェヨン(マレーシア) − マグナス・ヨハンセン(デンマーク)
西本拳太 – ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア) − 蘇力揚(台湾)
【女子シングルス】
▼2回戦(9月14日)
山口茜②〔7−21、21−16、26−24〕1●カースティ・ギルモア(スコットランド)59分
大堀彩●1〔17−21、21−18、15−21〕②ベイウェン・ツァン(アメリカ)57分
▼準々決勝(9月15日)
山口茜 – ベイウェン・ツァン(アメリカ)
キャロリーナ・マリーン(スペイン) − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
韓悦(中国) − ゴー・ジンウェイ(マレーシア)
王祉怡(中国) − 張藝曼(中国)
【男子ダブルス】
▼2回戦(9月14日)
竹内義憲/松居圭一郎②〔21−19、21−16〕0●クスマワルダナ/ランビタン(インドネシア)46分
▼準々決勝(9月15日)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク) − 李芳至/李芳任(台湾)
竹内義憲/松居圭一郎 – セティアワン/アッサン(インドネシア)
カルナンド/マーティン(インドネシア) − ラムスフス/ザイデル(ドイツ)
王齊麟/李洋(台湾) − ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)
【女子ダブルス】
▼2回戦(9月14日)
松本麻佑/永原和可那②〔21−18、21−7〕0●ポンナッパ/カストロ(インド)38分
中西貴映/岩永鈴●1〔14−21、21−14、21−23〕②ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)74分
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−7、21−14〕0●坑姝良/張馳(中国)30分
志田千陽/松山奈未●0〔20−22、16−21〕②トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)45分
福島由紀/廣田彩花 キケン 李汶妹/劉玄炫(中国)
▼準々決勝(9月15日)
松本麻佑/永原和可那 – ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ) − タン/ティナー(マレーシア)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)
ラハユ/ラマダンティ(インドネシア) − 李汶妹/劉玄炫(中国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(9月14日)
緑川大輝/齋藤夏②〔21−16、21−18〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)41分
▼準々決勝(9月15日)
郭新娃/魏雅欣(中国) − ヒー/タン(シンガポール)
緑川大輝/齋藤夏 – ラムスフス/ロハウ(ドイツ)
リバルディ/メンタリ(インドネシア) − ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
鄧俊文/謝影雪(香港) − ジケル/デリュウィ(フランス)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO