9月5日にBWFワールドツアー・中国オープン(常州/Super1000)が開幕。大会初日は、各種目1回戦が行なわれた。8月の世界選手権から中1週で開催されたハイレベルな大会には、日本から多くの選手が出場。上位に進めば世界ランキングの高ポイントが獲得できるSuper1000の大会だけに、パリ五輪レースを戦う選手にとっては1つでも多く勝利をつかみ上位ラウンドに進みたいところだ。
初日の1回戦に挑んだ日本勢は好発進を決めた。男子ダブルスでは、世界ランク5位の保木卓朗/小林優吾(上写真・右)、竹内義憲/松居圭一郎、そして古賀輝/齋藤太一の3ペアがそれぞれ勝利を飾り、1回戦を突破。保木/小林はタイのキッティヌポン/スパクを9本、5本に抑えての快勝。古賀/齋藤、竹内/松居も2-0で制した。
女子ダブルスも、3ペアが勝利を飾った。福島由紀/廣田彩花はドイツペア、松本麻佑/永原和可那はブルガリアの姉妹ペアをストレートで撃破。志田千陽(上写真・左)/松山奈未は、フランスペアに第2ゲームを奪われファイナルゲームに持ち込まれたが、最後は21-18で振り切って2回戦に進出。混合ダブルスは、山下恭平/篠谷菜留がアメリカペアを8本、5本で圧倒し初戦を勝ち抜いた。
多くの選手が勝利を収める中、男子シングルスの西本拳太は、台湾の王子維(ワン・ツーウェイ)を相手に第1ゲーム21-23で接戦を落とすと、続く第2ゲームも20-22。激戦となった勝負にモノにできず、初戦敗退に終わった。女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴も、香港ペアに苦杯を喫している。
5日の結果、6日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(9月5日)
西本拳太●0〔21−23、20−22〕②王子維(台湾)58分
▼1回戦(9月6日)
奈良岡功大 − リー・ジジャ(マレーシア)
常山幹太 – アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(9月5日)
仁平菜月●0〔13−21、14−21〕②高昉潔(中国)45分
▼1回戦(9月6日)
川上紗恵奈 – スパニダ・カテソン(タイ)
大堀彩 – ゴー・ジンウェイ(マレーシア)
山口茜 – プトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)
【男子ダブルス】
▼1回戦(9月5日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−9、21−5〕0●キッティヌポン/スパク(タイ)26分
古賀輝/齋藤太一②〔21−13、21−17〕0●ダン/ホール(スコットランド)38分
竹内義憲/松居圭一郎②〔23−21、21−19〕0●アルジュン/カピラ(インド)47分
▼1回戦(9月6日)
武井優太/遠藤彩斗 – クスマワルダナ/ランビタン(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼1回戦(9月5日)
中西貴映/岩永鈴●1〔21−17、15−21、9−21〕②楊雅婷/楊霈霖(香港)69分
福島由紀/廣田彩花②〔21−6、21−8〕0●ロハウ/エフラー(ドイツ)34分
松本麻佑/永原和可那②〔21−10、21−13〕0●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)32分
志田千陽/松山奈未②〔21−15、22−24、21−18〕1●トラン/ランベール(フランス)78分
▼1回戦(9月6日)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – 鄭雨/張殊賢(中国)
加藤佑奈/廣上瑠依 – V・フー/リムCS(マレーシア)
【混合ダブルス】
▼1回戦(9月5日)
山下恭平/篠谷菜留②〔21−8、21−5〕0●チウ/ガイ(アメリカ)33分
▼1回戦(9月6日)
金子祐樹/松友美佐紀 – 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)
緑川大輝/齋藤夏 – スパク/スピッサラ(タイ)
渡辺勇大/東野有紗 – 李晉熙/吳芷柔(香港)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO