8月26日に開催されたBWF世界選手権2023(デンマーク・コペンハーゲン)6日目は、各種目の準決勝が行なわれた。ここでは、決勝進出をめざして戦った日本代表選手の試合後のコメントを紹介する。
世界選手権の
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奈良岡功大
男子シングルス:準決勝はアンダース・アントンセン(デンマーク)に2-0で勝利!決勝進出!
——試合を振り返って
勝ててよかったです。すごくアウェーの雰囲気で最初はやりづらかったですけど、後半はうまく立て直せたと思います。ちょっとまずいなと思いましたが、後半慣れてきて。だんだん集中力も上がってきて、それで逆転できたことはよかったかなと思います。
−−第1ゲームの立ち上がりは0-5からスタート。雰囲気に飲まれた?
正直、飲まれてましたね。最初はやり方がわからなくて、どうしようと思っていたのですが、開き直ろうと。シンガポールOPの時もこんな感じで逆転できたので、思い出してやっていました。第2ゲームはシンガポールOPを反省材料に、スピードを上げていこうと思ったのがよかったかなと思います。今日の相手は、前半から攻めてきた。1ゲームを取れれば、2ゲームは楽にいけるかなと思っていたので、それが2ゲーム目を12本で勝てた要因だと思います。
——第1ゲームの25点目は、ボディへの強打によく反応した
少し自分の中で余裕がありました。(ラケットを高く)構えていたので。最初のドライブが速すぎたけど、最後は、ちょっとタメてから打つ感じで決めにきたので、ねらえると思ってバンっと打ったら「あ、決まった。ラッキー」みたいな。
——ブーイングも受けていた
中国でのスディルマン杯でもブーイングがあった。その時にブーイングをされていてよかったかなと少し思います。今回はされるだろうと覚悟していました。
——2ゲーム目、相手が11点目を取って会場をあおった時、モップを要求して流れを切った
あれは、やらないとダメだと思ったので、ブーイングを食らう覚悟でやりました。
——勝利の瞬間、ガッツポーズも
正直、体がきつくて。ファイナルゲームにいったらまずいなと思っていました。2ゲームで終われてうれしかったです。
——銀メダル以上が確定した
自分でも正直ビックリしています。ケガもしていて、体もキツい。ここまで勝てると思っていなかった。次は、決勝で金メダルを取りたいので頑張ります。
——明日は同年代のライバルとの対戦
同い年で昔からやってきている、ライバル。全力で向かっていきたい。スディルマン杯では負けているので、今度こそ勝ちたい。絶対に負けたくない気持ちが強いです。でも、そういう気持ちが強すぎてもダメ。勝ちたいですけど、いつも通りに、一本一本に集中して全力でやりたいなと思います。
取材・構成・写真/平野貴也