8月26日に開催されたBWF世界選手権2023(デンマーク・コペンハーゲン)6日目は、各種目の準決勝が行なわれた。ここでは、決勝進出をめざして戦った日本代表選手の試合後のコメントを紹介する。
世界選手権の
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渡辺勇大/東野有紗(手前)
混合ダブルス:準決勝は徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン/韓国)に0-2で敗戦。銅メダルを獲得。
――今の率直な気持ちは?
渡辺 相手の方が強かった。上には上がいると思い知らされた大会でもあったと思います。
東野 相手の強い展開にしてしまうことが多かったのが、敗因かなと思います。
――序盤からサービスまわりで優位に立てなかった?
東野 相手のサービスもよかったし、自分のサービスのタイミングが合わずにミスが増えました。2ゲーム目で修正はできたけど、試合の出だしで相手に優位な展開にさせてしまったと思います。
渡辺 サービス場面も相手はすごく上手だった。ちょっとずらしてきたり、ロングサービスも入れてきたりしてました。
――左利き同士のペアに対するプランは?
渡辺 先手を取りたかったですけど、左・左を意識する前に、すべての場面で上回られた印象です。
――第2ゲーム序盤は競ったが、何を修正した?
東野 1ゲーム目は後ろを使う場面が少なかったので、後ろを使いながら前を速くということを意識して、競ることはできたかなと思います。
――2ゲーム目は、ドライブやスマッシュがアウトになる場面が増えた
渡辺 強い球はいらなかったかなと思っていましたが、打ってしまったものは仕方がない。それがミスになったのが、結局は敗因だと思う。自分が我慢しきれなかったことがすべてかなと思います。相手が強かったので、結果的に無理打ちになってしまった。相手の方がちょっと上から打ってきているに、興奮して、自分は下からなのに強いのを打ったりする場面が多かったかなと思います。
――相手が最初からガンガン攻めてきたが、想定の範囲内だったか
渡辺 もちろん、そこの勝負だったと思うし、お互いにわかっていた話。そこの部分で、完璧にやられました。
――相手の女子選手を、かわしきれなかった
東野(前衛の女子選手に)当てて次を意識してたんですけど、先に落としてアタックする展開を多くつくった方がよかったかなと思います。
――銅メダルという結果について
東野 やっぱり金メダルが欲しかったです。今日の試合に限って言えば、自分たちのプレーが全然できてなかった。そこは悔いの残る試合だったかなと思います。
渡辺 まあ、しょうがないかな。勝つ時もあれば負ける時もある。また次に向けてというのを、すぐ切り替えていければいいかなと思います。
――今後に向けて
渡辺 またすぐに大会が続くので、落ち込んでる暇はない。前を向いて頑張りたい。
東野 切り替えて、また次の中国オープンに向けて頑張っていきたいです。
取材・構成・写真/平野貴也