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【世界選手権2023】「一戦一戦やるという気持ちが一番大事」(保木)<3日目/選手コメント-11>

8月23日に開催されたBWF世界選手権2023(デンマーク・コペンハーゲン)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、2回戦を戦った日本代表選手の試合後のコメントを紹介する。

世界選手権
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保木卓朗(右)/小林優吾

男子ダブルス:2回戦は譚強(タン・チャン)/任翔宇(レン・シァンユ/中国)

――最初から気合十分だった

保木 自分たちは、しっかりと気合いを入れていかないと(勢いに)乗れない。声があっての自分たちだと思うので、そこを忘れずにやりました。

――ジャパンオープンでも対戦した相手だった

小林 前回も今日みたいな感じで、自分たちがサービスまわりで先に潰して、自分たちのプレーに持ち込む展開。そのイメージをそのまま持ってきた感じです。

――コートの風は?

保木 縦の風はそこまで感じず、横の風が練習の時より強かった印象。それを利用すれば、有利になると思います。(左から吹いている場合は)左サイドからクロスの球は少し伸びるので、アウトに出しやすくなる。自分たちが打つ時はもう少し内側をねらっていくのが大事です。

――2021年の世界選手権で優勝。前回は地元開催で上位に進出できなかった

保木 もちろん勝ちたい大会ですが、一つの大会に過ぎない。そういう気持ちで、一戦一戦やるという気持ちが一番大事かなという風に思います。

小林 去年の試合は力が入ってしまったので、その反省を生かしたいです。今年は(五輪レースで)各国の選手が普段よりも勝ちたい気持ちが強い。その中でどれだけ自分が勝負できるか、非常に楽しみでもありますし、今後の課題にもつながると思う。そういう意味では一戦一戦、かみ締めてやっていきたいなと思います。

――保木選手は平常心に近い形、小林選手は五輪の予行として緊張感を持って臨む形と、少し違う?

保木 ダブルスですけど、コートに入れば一人ひとりが考えを持ってやらないとダメだと思います。2人で同じ意識でやることも大事ですけど、そこは勝つということだけが同じ意識であればいい。それぞれの考えがうまく重なった時に、ベストパフォーマンスが出る。お互いにそれぞれの考えがないとダメかなと思います。他人に合わせることは、すごく大変。各々の考えがあって当たり前。それを互いにサポートできれば一番よいパフォーマンスが出るし、それが大事だと思います。

――次戦に向けて

小林 自分たちのいい時は、一つひとつというのがテーマ。明日(24日)も自分たちのプレーができれば勝てると思うので、丁寧に戦っていきたいです。

保木 初戦をよい形で入ることができたので、このパフォーマンスを落とさず、キープしたまま向上していきたい。

取材・構成・写真/平野貴也

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