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【世界選手権2023】「動きの部分で上回っていく気持ちでできたのがよかった」(西本)<初日/選手コメント-5>

8月21日にBWF世界選手権2023(デンマーク・コペンハーゲン)が開幕。大会初日は各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、1回戦を戦った日本代表選手の試合後のコメントを紹介する。

西本拳太

男子シングルス:1回戦はスリカンス・キダムビ(インド)に21−14、21−14で勝利!

−−試合は快勝だった

ちょっとうまくいきすぎたかなと思います。序盤で捕まって、ちょっとやばいなと思いましたけど、ウオーミングアップの時から動きはいい感覚だったので、それを試合でしっかり出そうとしました。動きの部分でしっかり上回っていく気持ちでできたのがよかったと思います。

――相手のネット前のうまさを警戒した

あのヘアピンは天下一品ですね。2回、3回ネットインをされたら、ちょっときついです(笑)。でも、あれを何とかしのげたので、よかったかなと思います。こういう相手にも、大きな展開が所々でうまくできれば、上の選手ともしっかり戦えるのかなと思います。まだまだな部分もありますけど、今日に関しては上出来。また、その日その日のベスト、その日の100パーセントを自分でつくっていきたいなと思います。

――直前の対戦で負けていたが

やっぱり連敗はしたくなかった。スリカンス選手が夢に出てくるぐらい考えていたので。それがよかったかなと思います。

――勝利のポイントは?

一つ挙げるなら、自分が10-6の時にヘアピンを打って、相手が切ってくると思ったんで、そこをねらいにいけたところです。やっぱり、ヘアピンを潰すことができたので、相手が(その後のロブなどを)アウトにしてくれたと思います。1球を潰せるか、潰せないかの勇気は大事かなと思います。

――会場の風は、どう感じましたか

結構ありますね。(風の流れがある)上のどこかに当たると、ちょっと揺れます。あと、めちゃくちゃ曲がります。自分が思っているとこに打ったら(ズレて)もうすごいことになる。インドネシアオープンみたい。コートマットのつなぎの部分ぐらいに打たないと(サイドラインに)入らないです。ゆるい球を打ったらもう……あの、ダルビッシュ選手のスライダー……いや、大谷選手のスイーパーぐらい曲がります。

――ほかの試合もコントロールミスでアウトになっている印象

飛ぶ、飛ばないというよりも、ビューンといきなり伸びる。斜めに飛ぶ感じがします。見逃してアウトみたいなのが結構ありますね。今日は相手のアウトに助けられました。でも、それも前を潰せていることでのプレッシャーがあると思います。しっかり気を緩めることなく、明後日(23日)につなげていきたいと思います。

取材・構成/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

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