8月21日に開幕するBWF世界選手権2023(デンマーク・コペンハーゲン)に出場予定の日本代表が20日、開幕前日の練習を行なった。ここでは、練習後の囲み取材に応じた日本代表選手らのコメントを紹介する。
保木卓朗(左)/小林優吾
(トナミ運輸)
――会場練習の感想
保木 アリーナの雰囲気は、昨年のジャパンオープンや世界選手権と同じようなイメージです。デンマークの大会は普段、もっと小さいサイズのアリーナですが、ヨーロッパの大会としては大きい体育館で珍しいと思います。
小林 シャトルの飛び具合は、そんなに気になりません。
――長距離移動だったが、コンディションは?
小林 今回は、初めてビジネスクラスで来ました。いろいろな機能があっておもしろかったですし、フラットにして足を伸ばせるので、本当に疲労感が違いました。長時間のフライトでしたけど、まだまだ乗っていられると思ったくらいです。世界選手権は、身体を少しでも楽な状況で迎えたいと思っていたので、よかったです。
保木 僕も初めて乗りました。ずっと乗っていられますね。長時間フライトでしたけど、もう着くのかと思ったくらいです。足のむくみも普段とは違って、次の日からでもすぐに動けるような感覚がありました。
――男子ダブルスは大混戦。どんな意気込みか
保木 みんなが同じレベルで、誰にでもチャンスがあると思います。その中で、五輪レースも兼ねているので、ここで優勝できたら大きい。でも、そこを見て焦ることはないです。自分たちは五輪レースをいい形で来ているので、気持ちの面では余裕があります。それを生かして、後先を考えず、一戦一戦の試合だけに集中してできれば、チャンスがあると思います。それが今大会の一番重要な所かなと思います
小林 ここまでいい形で来ているので、あまりプレッシャーを感じていない……と言ったらウソになります。大きい大会で優勝をめざすということは、五輪にかなり近いのかなと思うので、五輪だと思ってやるのは、普段の大会、レースの戦いとは違う。この大会にかけるという気持ちで臨むことが、五輪に出たときに向けた練習にもなると思っています。こんな大舞台は何度もないので、優勝をめざしながらやっていきたいです。
19日練習後の選手コメント
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出国前の選手コメント
取材・構成・写真/平野貴也