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【北海道インターハイ2023】選抜Vの宮崎友花が堅実に勝利を重ねて最終日へ<女子シングルス>

バドミントンのインターハイ(全国高校総体)が、8月17日に北海道札幌市で開幕した。大会4日目の20日は、個人戦シングルスの1回戦から準々決勝までが実施され、男女ともにベスト4が出そろった。ここでは、女子シングルスのダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

初戦から危なげなく白星を続け、準決勝へ駒を進めた宮崎友花

トーナメント左上のヤマで突出した力を見せたのは、選抜覇者で第1シードの宮崎友花(柳井商工・山口)。前日の個人戦ダブルスでは無念の準々決勝敗退となったが、しっかりと心身をリカバリーして躍動。初戦の2回戦から3試合ストレート勝ちを重ね、準々決勝では石岡空来(ふたば未来学園・福島)に21-16、21-8で勝利。明日の最終日は、団体戦に続いて今大会2つめのタイトル獲得をめざす。

ベスト4入りした青森山田の横内美音。「メンタルで絶対に負けたくない、という気持ちを強く持って臨みました」

左下のヤマでは、昨年の全日本ジュニアチャンピオンの遠藤美羽(作新学院・栃木)と、今年の選抜で3位に入賞した今泉明日香(佐賀女子・佐賀)が有力と見られた。しかし、両者とも4回戦で敗退。準々決勝は、遠藤を17本オールで破った横内美音(青森山田・青森)と、今泉をファイナル17本で突き放した笠井のマッチアップとなり、横内が21-14、21-8で快勝した。

「今日は、相手をしっかり後ろに追い込んでからスマッシュを決められた」という松田仁衣菜が、堂々の準決勝進出

右上のヤマでは、昨年の全中準優勝で注目の1年生、白川菜結(柳井商工・山口)が、頼もしい戦いぶりで勝ち進んだ。4回戦では、実力者の玉木亜弥(四天王寺・大阪)と顔を合わせ、タフな持久戦の末に21-23、21-15、21-18で見事に逆転勝ち。しかし準々決勝では、好調をキープして駆け上がってきた松田仁衣菜(福井工大附福井・福井)に勢いを止められた。松田は、第1ゲーム序盤から中盤にかけての12連続得点で主導権を完全に掌握。14本オールで白川を破り、準決勝進出を決めた。

ダブルスとともにシングルスでも、順当にベスト4入りを決めた山北奈緖。「選抜の個人戦は2種目とも2位だったので、今回は両方で優勝したい」

そして右下のヤマでは、竹澤みなみ(西武台千葉・千葉)と山北奈緖(ふたば未来学園・福島)が準々決勝で対戦。竹澤は前日のダブルス同ラウンドで敗れたリベンジを果たすため、随所でねばり強さを発揮したが、山北奈は落ち着いて対応。スマッシュやカットの正確なコントロールを軸として要所を押さえ、21-15、21-18で勝利。明日の最終日、ターゲットはもちろん日本一の栄冠だ。

 

明日の21日は男女ともに、個人ダブルスとシングルスの準決勝・決勝が予定されている。

 

■個人女子シングルス準決勝のカード(21日)

宮崎友花(柳井商工) ― 横内美音(青森山田)

松田仁衣菜(福井工大附福井) ― 山北奈緖(ふたば未来学園)

 

★準々決勝までの結果(トーナメント表)はこちら

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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