バドスピ | BADMINTON SPIRIT

【北海道インターハイ2023】清瀬&平本が春夏連覇に向けて躍動!<女子ダブルス>

バドミントンのインターハイ(全国高校総体)が、8月17日に北海道札幌市で開幕した。大会3日目の19日は、個人戦ダブルスの1回戦から準々決勝までが実施され、男女ともにベスト4が出そろった。ここでは、女子ダブルスのダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

清瀬璃子(右)/平本梨々菜は、田口真彩/宮崎友花に準々決勝でストレート勝ち。団体戦準決勝のリベンジを果たし、4強進出を決めた

トーナメント左上のヤマで特に熱い視線を集めたのは、清瀬璃子/平本梨々菜(青森山田・青森)vs田口真彩/宮崎友花(柳井商工・山口)の準々決勝だった。高校選手権覇者で第1シードの清瀬/平本に対し、前日の団体戦で全国6連続優勝を決め、勢いづく田口/宮崎。ハイレベルな攻防が繰り広げられた結果、清瀬/平本21-15、24-22で田口/宮崎を振りきり、準決勝進出を決めた。

日章学園の武末藍(左)/牧野美優。「強気にいくことと、油断せず、足を止めないことを心がけました」(武末)。「プレッシャーはなく、とにかく勝ちたい気持ちが強かったです」(牧野)

左下のヤマでは、伊瀬友花/上田心乃華(安田女子・広島)と武末藍/牧野美優(日章学園・宮崎)がねばり強く勝ち上がり、ベスト4入りを懸けて対戦。競り合いから始まった一戦はファイナルゲームに突入し、武末/牧野が14-13から5連続得点。これが奏功し、21-15で試合を締めくくった。

快調に白星を積み重ねた原菜那子(右)/玉木亜弥。玉木がしっかりとタマをつくり、原が好機を逃さず確実に決めた

熱戦が相次いだ右上のヤマでは、選抜3位の原菜那子/玉木亜弥(四天王寺・大阪)と、同ベスト8の遠藤美羽/鈴木優芽亜(作新学院・栃木)が準々決勝で対戦。好カードの競り合いが予想されたが、「今日は全体的に攻めるプレーができた」(原)という原/玉木が、10本、14本で快勝。今大会、団体戦に続いて個人2種目にも出場する玉木は、「まず明後日の準決勝に勝つことを考えます」と表情を引き締めた。

実力通りのハイレベルなペアワークで、危なげなく準決勝に駒を進めた須藤海妃(右)/山北奈緖

そして右下のヤマでは、竹澤みなみ/黒川璃子(西武台千葉・千葉)と須藤海妃/山北奈緖(ふたば未来学園・福島)が準々決勝で対峙。団体戦で、あと一歩及ばず優勝を逃した須藤/山北奈が、その悔しさを晴らすべく気迫あふれるプレーを展開し、7本、13本で勝利。個人タイトル獲得に向けて。勢いのつく一日となった。

明日の20日は男女ともに、個人シングルスの1回戦から準々決勝までが予定されている。

■個人女子ダブルス準決勝のカード(21日)

清瀬璃子/平本梨々菜(青森山田) ― 武末藍/牧野美優(日章学園)

原菜那子/玉木亜弥(四天王寺) ― 須藤海妃/山北奈緖(ふたば未来学園)

★準々決勝までの結果(トーナメント表)はこちら

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

バドスピTOPへ
モバイルバージョンを終了