8月21日に開幕するBWF世界選手権2023（デンマーク・コペンハーゲン）に出場する日本選手団が17日、出発前の囲み取材に応じた。ここでは、大舞台でのメダル獲得をねらう選手らのコメントを紹介する。

奈良岡功大
（FWDグループ）

——世界選手権への意気込み

去年が2回戦負けなので、去年より多く勝ちたいですし、できれば上までいきたいと思っています。疲労は全然抜けていない状態なので勝てるかどうかわからないですけど、一戦一戦、全力で戦いたいと思います。

——前回とは違う立場で臨む

去年は、世界選手権に出られるか出られないか、ヒヤヒヤしていました。でも、今回は確実に出られるので、調整はしっかりできたかなと思います。

——第4シードとして、メダルへの思いは？

どの選手も強いですからね。勝ち続ければ中国の石宇奇（シー・ユーチー）選手と（準々決勝で）当たる可能性がある。ただ、そこまで進めるかもわからないし、今は何とも言えないですね。

——世界ランキングポイントが高い世界選手権。そこで勝つことの意義は？

う〜ん、本当になんとも思ってないです。普通の試合だと思っています。ベスト8までいけば（高い）ポイントが入ってくるので、ベスト4に入ればラッキーというくらいの気持ちです。

——日本の男子シングルスを背負う立場として報じられることが多い。どう感じているか

世界ランク的には高いですし、日本でもエースと呼んでもらって、すごくうれしいです。でも、自分の中ではそんなに自覚がなくて、ただ向かっていっているだけ。世界ランク1位になったら、自分でも強いなと思いますけど（笑）。そこをめざしたいなと思っています。

取材・構成・写真／平野貴也