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【北海道インターハイ2023】3年連続春夏連覇へ柳井商工が順調に発進! ふたば未来学園も好スタート〈女子団体〉

バドミントンのインターハイ(全国高校総体)が、8月17日に北海道・札幌市で開幕した。競技初日は、団体戦の1回戦から3回戦までが実施され、男女ともにベスト8が出そろった。ここでは女子のダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

柳井商工の吾妻佳奈(左)/佐藤加奈子。初日は2勝を挙げ、チームの準々決勝進出に貢献

一昨年春から、選抜とインターハイをすべて制している柳井商工(山口)が、今夏も順調に滑り出した。まず、初戦の2回戦で昭和学園(大分)と対戦。第1ダブルスの吾妻佳奈/佐藤加奈子が安定したコンビネーションで先陣勝利を挙げると、第2ダブルスの砂川温香/長廻優茉も危なげなくストレート勝ち。続く第1シングルスには昨年の全中女子シングルスのファイナリスト、白川菜結(千葉・蘇我中出身)を起用し、期待の1年生が伸び伸びとしたプレーで2-0勝利。チームの士気を、さらに高めた。

柳井商工は3回戦では、福井工大附福井(福井)に3-0で勝利。「今日は7人全員を起用できたことがよかった。でも、受け身になることが少なくなかったので、それは反省点。明日は、もっと貪欲に、チャレンジする気持ちで戦ってほしいです」と竹光唯至監督。

山北奈緖/須藤海妃を柱に、石岡空来(写真)らの実力者が一致団結して頂上制覇をねらう、ふたば未来学園

柳井商工の全国6連覇達成を阻止したい選抜準優勝、ふたば未来学園(福島)も好スタートを切った。奈良大附(奈良)と顔を合わせた初戦(2回戦)、エースの山北奈緖/須藤海妃が超高校級の実力をいかんなく発揮し、5本、6本の圧勝。川田百華/秋田まなは、2ゲームともねばり強くラリーをつくるなかで勝機を逃さず、22-20、21-18。第1シングルスの石岡空来は第1ゲーム中盤から徐々に調子を上げ、2ゲーム12オールで快勝した。勢いづいた、ふたば未来学園は3回戦で、安田女子(広島)に3-0で勝利。

柳井商工、ふたば未来学園以外の有力校も、堅実な勝ち上がり。選抜3位の青森山田(青森)は、同大会複チャンピオンの清瀬璃子/平本梨々菜が存在感を見せ、3回戦では手強い佐賀女子(佐賀)に第3単まで持ち込まれたが、平本のストレート勝ちでベスト8入り。青森山田は明日、実力者の原菜那子/玉木亜弥を擁する四天王寺(大阪)と準々決勝で対峙。好カードにふさわしい熱戦が期待される。

第2複で二つのファイナル勝利を収めた、九州国際大付の宮城那菜(左)/原口樹璃。原口は第3単でも2勝し、チームの初日突破に大貢献

また、名門校・九州国際大付(福岡)のタフな戦いぶりも光った。園田学園(兵庫)に3-2で競り勝って迎えた3回戦の相手は、選抜3位の作新学院(栃木)。2-2で迎えた第3シングルスで原口樹璃が22-20、21-18で歓喜の勝利。強敵を下して8強入りを果たした。

そのほか、埼玉栄(埼玉)、聖ウルスラ学院英智(宮城)、諫早商(長崎)もベスト8進出。明日は準々決勝から決勝までが行なわれる予定だ。

◆女子団体初日(1~3回戦)の結果はこちら

<女子団体・準々決勝の対戦カード>

柳井商工(山口) ― 埼玉栄(埼玉)

四天王寺(大阪) ― 青森山田(青森)

九州国際大付(福岡) ― 聖ウルスラ学院英智(宮城)

諫早商(長崎) ― ふたば未来学園(福島)

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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