8月2日に開催されたBWFワールドツアー・オーストラリアOP(シドニー/Super500)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。
韓国OP(S500)、ジャパンOP(S750)からの連戦で疲れが見え始めたのか、日本代表は苦戦が続く。男子シングルスは4選手が登場するも、全員が初戦敗退に終わった。ジャパンOPベスト4の奈良岡功大は、中国の翁泓陽(ウェン・ホンヤン)に第1ゲーム19-21で落とすと、第2ゲームは11-21で敗戦。巻き返しをねらう桃田賢斗(上写真)は、ジャパンOP準優勝のジョナタン・クリスティ(インドネシア)に第1ゲームを23-21で先制したが、その後は14本、12本で奪われ逆転負け。西本拳太、常山幹太も0-2のストレート負けとなった。
一方、女子ダブルスの志田千陽(上写真・左)/松山奈未は、台湾ペアに第1ゲーム22-20の接戦を演じたが、第2ゲームは8本に封じて勝利。加藤佑奈/廣上瑠依も地元のオーストラリアペアを、ファイナル勝負の末に下している。女子シングルスは大堀彩がオーストラリア選手を圧倒して2回戦に勝ち上がった。
混合ダブルスは、山下恭平/篠谷菜留、緑川大輝/齋藤夏が白星。緑川/齋藤はインドのベテランペアを12本、13本で一蹴。山下/篠谷は地元ペアを2-0のストレートで退けている。金子祐樹/松友美佐紀は中国ペアとの接戦の末に敗戦。初戦突破はならなかった。
8月2日の結果、3日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(8月2日)
西本拳太●0〔18−21、7−21〕②スリカンス・キダムビ(インド)36分
常山幹太●0〔18−21、8−21〕②ン・ツェヨン(マレーシア)39分
桃田賢斗●1〔21−23、21−14、21−12〕②ジョナタン・クリスティ(インドネシア)72分
奈良岡功大●0〔19−21、11−21〕②翁泓陽(中国)48分
【女子シングルス】
▼1回戦(8月2日)
川上紗恵奈●1〔21−18、18−21、14−21〕②林湘緹(台湾)62分
大堀彩②〔21−2、21−4〕0●イン・ツェ(オーストラリア)16分
▼2回戦(8月3日)
大堀彩 – コマン・アユ・チャヤ・デウィ(インドネシア)
【男子ダブルス】
▼2回戦(8月3日)
保木卓朗/小林優吾 – 金基正/金沙朗(韓国)
古賀輝/齋藤太一 – S・マダーン/Y・マダーン(オーストラリア)
【女子ダブルス】
▼1回戦(8月2日)
志田千陽/松山奈未②〔22−20、21−8〕0●李芷蓁/許尹鏸(台湾)37分
加藤佑奈/廣上瑠依②〔14−21、21−18、24−22〕1●マパサ/ユー(オーストラリア)71分
▼2回戦(8月3日)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – クスマ/プラティウィ(インドネシア)
志田千陽/松山奈未 – 中西貴映/岩永鈴
福島由紀/廣田彩花 – ロハウ/エフラー(ドイツ)
松本麻佑/永原和可那 – ジョリー/プレラ(インド)
加藤佑奈/廣上瑠依 – 金昭英/孔熙容(韓国)
【混合ダブルス】
▼1回戦(8月2日)
金子祐樹/松友美佐紀●0〔19−21、18−21〕②程星/陳芳卉(中国)48分
山下恭平/篠谷菜留②〔21−11、21−14〕0●ヒダヤット/チョーン(オーストラリア)30分
緑川大輝/齋藤夏②〔21−13、21−12〕0●レッディ/ポンナッパ(インド)33分
▼2回戦(8月3日)
山下恭平/篠谷菜留 – 李哲輝/許雅晴(台湾)
緑川大輝/齋藤夏 – ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO