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【ジャパンオープン2023】世界王者アクセルセンが貫禄の勝利で6年ぶりの頂点到達!<海外選手ダイジェスト-最終日>

7月30日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。その決勝は、男子ダブルスと混合ダブルスを除く3種目が海外勢対決。ハイレベルな戦いをビクター・アクセルセン(デンマーク)、アン・セヨン(韓国)、そして金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)が制した。

ジャパンOP
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男子シングルスは、ビクター・アクセルセンとジョナタン・クリスティ(インドネシア)が決勝戦で激突。2017年以来の優勝をねらうアクセルセンは、第1ゲームからパワー全開。序盤に鋭いスマッシュなどでプレッシャーをかけると、連続ポイントで13-0。攻撃の手を緩めず、そのまま第1ゲームは21-7で制した。

第2ゲームは「戦略を変えて、アグレッシブに仕掛けていった」というジョナタンがスピードを上げて応戦。これにアクセルセンが対応できずにミスをする場面もあったが、強打から再びリズムを取り戻すと、8-13から5連続ポイントで13オールに。「プレッシャーを感じたが、そこからうまく挽回できた」というアクセルセンが再びスピーディーな展開を仕掛けると、ジョナタンの勢いが失速。最後は世界王者の貫禄を見せたアクセルセンが、21-18で勝利。6年ぶりにジャパンOPの栄冠を手にした。

女子シングルスは、アン・セヨン(上写真)が今季7個目のタイトルを獲得。何冰嬌(へ・ビンジャオ/中国)との決勝戦に挑んだアン・セヨンは、長いラリーになっても終始安定したプレーでポイントを重ねる。15-14となった第1ゲームの勝負所は、アン・セヨンがスピードを上げて相手のミスを誘い、21-15で先制。第2ゲームに入ると、完全に主導権を握ったアン・セヨンが、何冰嬌の攻撃を封じて21-11。韓国勢としては同種目で初となる優勝を飾った。

昨年東京で開催された世界選手権の女子ダブルスファイナリストが、決勝で激突。韓国の金昭英(上写真・左)/孔熙容が陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)を2-0で制し、2019年以来4年ぶり2回目の優勝をつかんだ。

今年に入って4回目の対戦となった2ペアの勝負は、第1ゲーム序盤から金昭英/孔熙容がスピーディーな攻撃を展開し、7連続得点。一気に中国ペアを突き放す。「相手のパフォーマンスがよくて、私たちのミスも多かった」と振り返る賈一凡の言葉通り、韓国ペアが優勝に王手をかけた第2ゲームも、堅いレシーブからチャンスを構築。「今日はラリーの先手を取れた」(金昭英)と、中国ペアのカットなどにも鋭い反応を見せた韓国ペアが、後半15-14から6連続得点を奪って勝利。ライバルをストレートで制した金昭英/孔熙容が、笑顔の優勝を飾った。

30日の決勝戦の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−7、21−18〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)45分

【女子シングルス】

アン・セヨン(韓国)②〔21−15、21−11〕0●何冰嬌(中国)44分

【男子ダブルス】

王齊麟/李洋(台湾)②〔21−19、21−13〕0●保木卓朗/小林優吾42分

【女子ダブルス】

金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−17、21−14〕0●陳清晨/賈一凡(中国)50分

【混合ダブルス】

渡辺勇大/東野有紗②〔17−21、21−16、21−15〕1●デチャポル/サプシリー(タイ)65 分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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