7月30日に開催されたダイハツジャパンオープン（代々木第一体育館／Super750）最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、激闘を繰り広げた日本選手たちのコメントを紹介する。

ジャパンOP
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渡辺勇大／東野有紗（右）

混合ダブルス：決勝戦はデチャポル／サプシリー（タイ）に17−21、21−16、21−15で勝利！大会初優勝！

――試合を振り返って

渡辺　試合前、“歴史をつくるぞ”という気持ちでコートに入りました。去年（ジャパンOPで）負けていたので、再挑戦のつもりで、出だしから思い切っていきました。劣勢の場面もたくさんありましたけど、最後まであきらめずにプレーした結果かなと思います。

東野　1ゲーム目をリードしている中で逆転されてしまい、2ゲーム目も相手にリードされる形になりましたが、お互いのコミュニケーションを取りながら、お互いの仕事ができたのが今日の勝因かなと思います。

――1ゲーム目は逆転されて落とした。二人でどんなことを話したのか

渡辺　1ゲーム目を取られた後、相手に攻められる形が増えたので、僕が後ろ、先輩が前という形になった時に、お互いの役割を果たすということを話しました。ずっと声をかけあいながら、気持ちを切らさずに、最後まで集中できたのが勝因かなと思います。

正直、僕の体がしんどくて、先輩を（カバーすることまで）考える余裕はなく、ネット前に置いてしまったりもした。今後は、その精度をしっかり高めて、前で先輩が上からさわると信じながら、そういう展開をしっかりつくれたらと思います。

東野　1ゲーム前半までは自分的にはよかったけど、後半は自分があまり仕事ができずに、相手にいい形でとられてしまったのが増えて、逆転されました。2ゲーム目から、自分の仕事をしっかりする、相手に下で打たせるというのを意識してやれたのがよかったと思います。

――今大会は準決勝で中国ペア、決勝でタイのペアに勝っての優勝。日本で2連勝して優勝できたのは、自身のキャリアの中でどういう価値があるか。

東野　2ペアと対戦するのはいつも楽しいし、ワクワクする。実力はまだまだ相手が上かなとは思うけど、日本の大会で勝てたのは価値があるし、大きな一歩だと思う。

取材・構成／バドミントン・マガジン編集部

写真／BADMINTONPHOTO