7月28日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、激闘を繰り広げた日本選手たちのコメントを紹介する。
ジャパンOP
ニュース一覧はこちら
松本麻佑/永原和可那(右)
女子ダブルス:準々決勝は李紹希/ベク・ハナ(韓国)に21−19、21−13で勝利!
永原 今日の韓国ペアには、五輪レース前から3連敗していたし、日本としても負けている相手。先週(韓国OP/Super500)初めて勝てたのは大きいですが、連勝してこそ相手に嫌なイメージを与えられると思います。そういう意味でも、いい勝ち方でした。
(試合内容でも)相手が攻撃につなげられないようなレシーブができたと思います。いい態勢でとられないように動かしたり、連続攻撃をさせないようにしたり。またこれまでは、サイド・バイ・サイドのままやられることが多かったので、チャンスがあれば前に入って、攻撃の時間を長くするようにしました。
松本 今日は守りすぎず、攻めにつながるレシーブができたと思います。日本のペアはあまりハーフ球の練習をせず、ハーフ対策があまりできていないと感じていたので、なるべくハーフの球を使うように意識しました。相手は2人とも後衛なので前があまりうまくない。打たせたら強いけれど、低い展開なら自分たちに分があると思っていました。相手は体まわりのレシーブがいいので、体からちょっと外すイメージで打つんです。視野を広く、相手を見ながらコースを変えられたのもよかったです。
渡邉航貴
男子シングルス:準々決勝はラクシャ・セン(インド)に15−21、19−21に敗戦。
不甲斐ない試合をしてしまった。2ゲーム目は、絶対に取らなければいけないゲーム。最近、悔しい気持ちになることがあまりなく、負けてもポジティブに次、次と思っていたけど、ベスト4を目の前にして……。悔しいです。最後、なんであんなプレーになってしまったのかという悔しさがめっちゃ込み上げてきています。
攻撃展開がまったくできませんでした。相手にミスをさせようとして、自分からの積極的なプレーが出ず、相手がプレッシャーなく追い上げてきて、こっちが引く流れになってしまいました。最悪のパターンが出たのかなと思います。動きも1ゲームよりよくなっていて、2ゲーム目を取っていればと思っていた時に……。
ベスト8に入れたことはよかったと思いますが、非常に悔しい。久々に、何をしてるんだという気持ち。今まで、こんな感情はなかった。こんな逆転負けは絶対に二度としちゃダメだという思いがあるので、もう1回見つめ直して、課題を突き詰めてやっていきたいです。
取材・構成/平野貴也、楊順行
写真/Getty Images、BADMINTONPHOTO