【ジャパンオープン2023】「最後まで苦しい場面が多かったけど勝ちきれたことがよかった」(松山)<選手コメント-3日目3>

7月27日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、激闘を繰り広げた日本選手たちのコメントを紹介する。

ジャパンOP
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志田千陽/松山奈未(左)

女子ダブルス:2回戦はジョリー/プレラ(インド)に2-0で勝利!

志田 反省点の残る試合にはなりましたが、2-0で勝ててよかったです。自分たちが速い展開に持っていきたいと思ったところで、相手もスピードのあるプレースタイル。自分たちの球に合わされて、利用されてしまったのですが、途中でやり方を変えることが競り合った場面でできなかったことが反省点です。明日は、中国ペアと1年ぶりの対戦。見ていても安定している。引かない、動じない、精神面の強さもある。世界で一番強いダブルスだと思っています。しっかりくらいついて、自分たちの力を100パーセント出し切れば、勝ちも見えてくるかなと思うので、自分たちのパフォーマンスをしっかり出せるように準備したい。

松山 最後まで苦しい場面が多かったですが、勝ちきれたことがよかったです。(初対戦の相手で特長がつかめなかった?)すごく攻めのスタイルで、自分たちに似ていて、圧倒されてしまった。前衛も思ったより速くて、受けたことがないような球があり、面食らって自分たちで自分たちのよさを封じてしまったかなと思います。(1ゲーム目の終盤で競って、焦った?)あまり焦りはなかったと思います。ただ、取られれば後がきついとは思っていたので、どれだけでも食らいついていかないといかないとと思って、1ゲームを取れました。

明日は、久しぶりに第1シードの中国ペアと対戦できる。この大会でそこまで行くことは最低目標にしていた。左・右のペアでもあるので、明日までに準備できることを対策していきたい。

松本麻佑/永原和可那

女子ダブルス:2回戦は許雅晴/林琬清(台湾)に2-0で勝利。

--特に、レシーブのよさが際立った

松本 攻撃で点数を取るには、いかにレシーブがうまくできるかが大事。レシーブで、いかに我慢するか。それが攻撃に持っていくためには大切と思います。

永原 自分たちがいい時は、相手をしっかり見てレシーブできている。相手が打ちやすいようにさせると乗ってきてしまうので、そこは気をつけています。

--昨日は夜、今日は昼の試合だったが

松本 ちょっと時間が短いかな…と。正直、できればもう少し休みたかったですが(笑)、今日は昨日と別のコートで試合をして、風の感じが違うことを確認できたこともよかったです。

--オリンピックレースの戦いが安定している

松本 前回はレースを意識しすぎて、硬くなる部分があった。今回は、レースのことをそんなに気にすることなく、一戦一戦、目の前の試合に集中できています。

永原 1回目のレースでは、いい試合をできたことがほとんどなかった。ずっと緊張していた感じで…。でも、東京オリンピックで自分たちらしいプレーができなかったことで、勝つためには自分たちのパフォーマンスを100パーセント近く出すことが大事と気づけた。今回のレースでは一戦一戦、自分たちのプレーをしっかり出して、そのつど確認していくことができています。

加藤佑奈/廣上瑠依

女子ダブルス:2回戦はジョンコパン/ラウィンダ(タイ)に0-2で敗戦。

--試合全体を振り返って

加藤 第1ゲームは硬い部分がありましたが、第2ゲームは切り替えて、得点を取れる場面が多かった。でも、このゲームを取りたい気持ちがあるなかで空回りして、取りきれなかったことは反省点です。

廣上 第1ゲームは動きが硬く、ミスが多かったです。もっとスペースを使わなければ…ということは、頭のなかではわかっていたのですが、気持ちの面で打ち勝てなかった。通用する部分もありましたが、最後は気持ちの部分が出てしまったかなと。

--空回りした、というのは?

加藤 前に出ようという意識はあって、前には出ていけたのですが、そこで終わってしまったし、1本いいタマを打っても、その後の準備がうまくできなかった。もっと連続攻撃をできていたらと思います。

--オリンピックレースを含めて、今後の意気込みを

廣上 オーストラリアOPでも、自分たちに厳しくやりながらも、試合を楽しむ。それを忘れないようにしたいです。

取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/07/27
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