7月26日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)2日目は、各種目1回戦の残りの試合が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
ジャパンOP
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大堀彩
女子シングルス:1回戦はマルビカ・バンソド(インド)に2-0で勝利。
--初戦を振り返って
シャトルが落ちてくるのが遅く感じたり、やりにくさは少なからずありましたが、今日の試合である程度つかめたと思います。
--明日は強敵のアン・セヨン(韓国)と対戦
相手の特徴をしっかり理解するのはもちろんですが、それ以上に、自分が崩れないことを考えたい。チャンスはゼロではないので、挑戦者の気持ちで向かっていければと思います。
--カナダOPに行けなかったことについて
いまが大事なので、うーん…と思うことはありましたし、精神的なダメージは少なからずありました。練習はすぐに再開したのですが、(カナダの)試合を見ていると、なんで行けなかったんだろうと。でも、トナミのチームスタッフがサポートしてくれたことは感謝ですし、上の選手とのフィジカル面の差を縮めるために、走ったりして、体を一からつくり直す時間もありました。
--ここまでのオリンピックレースについて
プレッシャーはあまりないです。私にもチャンスがあるので。力んでもいいことは一つもないので、チャレンジャーの気持ちですね。1試合1試合を戦って、それを1年続けた結果がオリンピック。もちろん、大きな夢であり目標ですが、だからといって、張り詰めているわけではないんです。
山下恭平/篠谷菜留
混合ダブルス:1回戦はフェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)に0-2で敗戦。
--試合を振り返って
山下 第1ゲームでリードしているなかで、長いラリーが続いた時に自分が2、3本ミスして劣勢になってしまいました。
篠谷 相手のレシーブが、すごくよかったです。攻めても攻めても返ってきた。相手以上に自分たちが、もっとレシーブでねばってミスをさせたかったのですが、それができずに、決めきられるのが早かったです。
--相手の女子選手は長身で、ドライブ戦で打点が高かった
篠谷 男子選手のスマッシュが速いのは、わかっていました。そのなかで、前にあれだけ大きい女子選手がいて、私の前勝負が少なかった。もっと自信を持っていければよかったのですが、簡単に上げて甘くなり、打たれてしまいました。
--ここまでのオリンピックレースについて
山下 やっぱり、厳しい戦いだな…と思います。あまり意識しないことを意識しているのですが、気持ちの面で、そこが難しい。
--試行錯誤している?
山下 そうですね。
--世界選手権に向けて
篠谷 その前にオーストラリアOPで、自分たちのいい形をもっと出したい。日本にいる間にしっかりつくって、オーストラリアで戦って、自信を持って世界選手権へ行けるようにしたいです。
--改善したい点は?
篠谷 スディルマン杯の時は、私がもっと前に入っていけていた。いまは8割くらい、山下に任せてしまって負担が大きくなっています。もっともっと私が手を出して、チャンスボールを上げさせて山下に打ってもらうようにしなければならない。それが課題ですね。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳