7月26日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)2日目は、各種目1回戦の残りの試合が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
ジャパンOP
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古賀輝/齋藤太一(上写真・左)
男子ダブルス:1回戦は蘇敬恒/葉宏蔚(台湾)に2-0で勝利!
古賀 調子が上がらない中で、とりあえず、勝ててよかった。(第1ゲームの接戦を勝てたのは?)相手のサービスレシーブで、得意なんだろうというショットがあったので、そこを待ったり、思いきって攻めていったりしたら、点差を離すことができました。(五輪レースの手応えは?)めっちゃいいというわけではないですけど、前回に比べたらいい方。これまでSuper750以上の大会でベスト8に2つ入って、これで3つ目がねらえる。コンスタントにベスト8以上に入りたいと思っています。最後の五輪レースかもしれないので、思いきってやろうと思っています。
齋藤 韓国オープンが悪いパフォーマンスだったので、ちょっとずつ上げていければと思っています。(会場の感覚は?)シャトルが飛ばないイメージはありますが、風もある。片側から最後ちょっと伸びたりする部分もありますが、そんなにやりにくくはないので、しっかり対応できればと思います。今回は五輪レースの中で、自国開催の大きな大会。コートの後ろの方では、NTT東日本の選手が応援してくれたのも聞こえていた。今の自分たちができる中で、一番いいプレーを出して結果につなげたいと思っています。
中西貴映/岩永鈴
女子ダブルス:1回戦は韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)に0-2で敗戦
岩永 昨日の試合を見ていたら、どちらかのサイドのシャトルが飛んで、どちらかが飛ばないという印象でした。でも、実際に試合すると、どちらも飛ばないかなと。その中で、1ゲーム目は攻めても攻めても相手にレシーブされてしまい、苦しい展開が続いてしまいました。(1ゲーム目の途中で追い上げた場面は)、自分たちには単発のパワーがあまりないので、二人でローテーションをしながら攻めていけたのはよかったかなと思います。
中西 相手はパワーがあるペア。ラリーに持っていかれて、最後はパワーで決めきられてやられた感じです。(第2ゲームは)いまいち乗り切れないというか…。点数を取っても、自分たちの中ではあまり納得がいかない部分もあった。今日はそういう迷いだったりがあったと思います。
地元開催なので気持ちをつくって戦いましたが、それ以上の気迫を相手から感じました。パワーでも押されてた部分も多かったので、試合全体を見るとあまりよくなかったと思います。
武井優太/遠藤彩斗
男子ダブルス:1回戦はゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)に0-2で敗戦。
遠藤 1ゲーム目の出だしはやりたいことができたと思います。でも、相手が球に慣れてきた時に、そこからの勝負で僕らができることが少なかったです。
僕らはワールドツアーを回ることはできていますが、他の選手はパリ五輪をめざしていて、その中で、みんなの覚悟がすごく伝わってくる。僕らもその背中を追っていきたい気持ちはあるけど、まだまだ経験と実力が足りない。出られる大会で、一つでも多くの経験を得られるようにしたい。この1年の経験が無駄にならないように、頑張りたいなと思っています。
武井 最近は試合で勝っていないので、今日は向かっていく気持ちで頑張りました。でも、まだまだ練習不足かなと思います。B代表の時の最初は、プレーが通用して勝てた部分はありました。でも、上のレベルになると、ドライブ戦も強くて、レシーブもできて、スマッシュも速い。自分たちの武器が今のところはノーロブしかない状況。ノーロブを磨きなら、レシーブや攻撃をしっかり伸ばしていかないといけないと思いました。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images