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【ジャパンオープン2023】「自分たちが引かずにレシーブすることが絶対に大事だった」(福島)<選手コメント-初日4>

7月25日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)初日は、各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。

福島由紀/廣田彩花(上写真・右)

女子ダブルス:1回戦は中国の李汶妹/劉玄炫に2-0のストレート勝ち!

福島 (前週の韓国OPで敗れた相手に)リベンジという気持ちで、まず1戦と思いながら準備して戦えました。2人らしくレシーブをしながら攻撃スタイルに持っていけたのがよかった。

今日の相手は、自分たちがレシーブをした後につないだり、前に置きにくることが多いので、それをどうやって上でさわるかを考えていました。相手は攻めたいペア。レシーブされたら嫌がるので、そこで自分たちが引かずにレシーブするのが絶対に大事でした。それができた結果、勝ちにつながったと思います。

廣田 過去2戦は負けている相手。チャレンジャーの気持ちで試合に入りました。負けているときは、自分に打たれて、打ち込まれてという試合。今日は絶対に自分のところに(強打が)くるとわかっていて、しっかり返そうという気持ちでしたし、それがしっかりできたと思います。

コートに立ててよかったですし、拍手や声援が聞こえて、自分たちの力になっていました。やっぱりホームでの試合は、2人で楽しみにしているので、長くコートに立っていたいと思います。次は日本人同士の試合なので、我慢勝負になるかなと思います。しっかり2人らしく戦いたいです。

櫻本絢子/宮浦玲奈

女子ダブルス:1回戦はイングランドのスミス/バーチに2-0で勝利!

--試合を楽しめた?

宮浦 楽しかったです!

--試合全体を振り返って

櫻本 久しぶりに日本の人たちの前で試合ができるということで、いいプレーを見せたい気持ちが強く、第1ゲームの出だしは少し緊張しました。でも、だんだん自分たちの思いきったプレーができるようになって、リラックスできた。ただ、第2ゲームは、決してマイナスなミスではなかったのですが、攻めるなかで取りきれないことが多かったので、そこを次の試合に向けて修正していきたいです。

宮浦 第1ゲームは、自分たちのよいプレースタイルを出せました。でも、その後、勝ちたい気持ちを相手がどんどん出して打ってくるなかで、焦ったわけではないのですが、気持ち的に先走ってやろうとしすぎた。そのなかで、しっかり勝ちきれたことはよかったです。

櫻本 ポイントを取られている時は、しっかり上げすぎて、パワーのある相手に詰められることが多かった。そこで、少し低いロブを入れたことで、自分たちのリズムをつかんでいけました。

--次の試合につながる、いい勝ち方だったのでは?

櫻本 よい部分、悪い部分、両方出たなかでの勝ちだったので、よかったかなと思います。

宮浦 一つ勝つのも難しいSuper750で、2回戦にいけました。先を見すぎず、一つひとつ、二人で全力を出しきることを考えていきたい。勝っても負けても、全力を出しきります。

保原彩夏/水津優衣

女子ダブルス:1回戦はインドのジョリー/プレラにファイナルゲーム14本で敗戦。

--試合を終えての率直な気持ちは?

保原 私たちのいまのランキングで、Super750の大会に出られることはないので、まずは勝ち負けよりも自分たちの力を出しきろうと思って臨みました。自分たちがいま、どのくらいの実力なのか、どのくらい通用するかを考えて臨みました。

第1ゲームは相手が引いてくれていたのもあって、自分たちの流れで取ることができました。でも、ランキングが上の相手だと、そこからが難しかった。自分たちのミスが多くなった時に、我慢しきれなかったり、決めきれなかったりしました。せっかく日本で(開催される大会で)応援してくださる方がたくさんいたのに、勝てなかったのは残念に思っています。

水津 この大会に出られたことをいい経験にして、次につなげていきたいです。第1ゲームは自分たちの形でできたのですが、その後、相手が対応してきて決まらなくなった。そういう時に、特に自分に迷いが出ました。相手がプレーを変えてきた時に、それに対してどうするかの部分がまだ足りない。どんなプレーにも対応できるように、練習から意識してやっていきたいです。

--第2ゲーム以降、何が難しかったか

保原 ちょっと離された時は、開き直るじゃないですけど、とりあえず点差を考えず、点数を取ろうと思ってプレーしていた。だけど、追いついてくると、ここが勝負だ、点数を取らなきゃと意識すればするほど簡単なミスなどがあって、なかなか流れに乗っていけなかったです。

取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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