7月22日に開催されたBWFワールドツアー・韓国OP(麗水/Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
4種目で準決勝に勝ち残った日本勢だが、決勝の壁は厚かった。男子シングルスは奈良岡功大(上写真)がロー・ケンイゥ(シンガポール)と対戦。第1ゲームを奪った奈良岡は、第2ゲームも8連続ポイントなどで12-4と先行。しかし、ここからロー・ケンイゥの追い上げに苦しみ15-16で逆転されると、ここから5連続失点などを喫して第2ゲームを奪い返された。
ファイナルゲームは点差こそ大きく離れることはなかったが、試合は奈良岡がリードされたまま進み、最後も15-17から連続失点。2021年の世界王者を相手に善戦した奈良岡だったが、惜しくも決勝進出を逃した。
女子シングルスは、山口茜(上写真)が戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)との勝負に挑んだが、0-2のストレート負け。第1ゲームは山口が16-12でリードするも、後半は相手のスピードに押され17-21で逆転を許す。第2ゲームに入ると、今度は戴資穎がペースを握り山口が追う展開となったが、終盤の競り合いを抜け出したのは戴資穎。山口の追走は実らず、最後は21-19で戴資穎が勝利した。
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(上写真・右)は、中国の若手・蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤシン)にファイナルゲーム12本で敗戦。第1ゲームを奪われた後の第2ゲームは22-20の接戦で制したが、最終ゲームは相手に引き離され準決勝敗退。女子ダブルスは松本麻佑/永原和可那が地元韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)を相手に1-2で敗北。準決勝進出を逃した。
21日の結果、22日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(7月22日)
ロー・ケンイゥ(シンガポール)②〔18−21、21−16、21−15〕1●奈良岡功大80分
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−16、24−22〕0●石宇奇(中国)59分
▼決勝(7月23日)
ロー・ケンイゥ(シンガポール) − アンダース・アントンセン(デンマーク)
【女子シングルス】
▼準決勝(7月22日)
戴資穎(台湾)②〔21−17、21−19〕0●山口茜35分
アン・セヨン(韓国)②〔15−21、21−8、24−22〕1●陳雨菲(中国)78分
▼決勝(7月23日)
戴資穎(台湾) − アン・セヨン(韓国)
【男子ダブルス】
▼準決勝(7月22日)
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔17−21、21−16、21−18〕1●徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)74分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−15、24−22〕0●王昶/梁偉鏗(中国)40分
▼決勝(7月23日)
シェティ/ランキレッディ(インド) − アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼準決勝(7月22日)
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−12、21−12〕0●鄭雨/張殊賢(中国)35分
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−16、19−21、21−12〕1●松本麻佑/永原和可那64分
▼決勝(7月23日)
陳清晨/賈一凡(中国) − 金昭英/孔熙容(韓国)
【混合ダブルス】
▼準決勝(7月22日)
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−12、20−22、21−12〕1●渡辺勇大/東野有紗55分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−18、21−14〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)45分
▼決勝(7月23日)
蒋振邦/魏雅欣(中国) − 馮彦哲/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO