7月22日、日本代表選手団の強化支援事業「ビクトリープロジェクトⓇ」に取り組む味の素株式会社と、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)との共同で、日本のオリンピック・ムーブメントの発信拠点である日本オリンピックミュージアムにて、小学生の夏休みの自由研究の題材やヒントにもなる「勝ち飯Ⓡ」勉強会&ミュージアム見学会を開催。
約20名の親子が参加し、前半の時間帯では栄養バランスのよい食事について学び、後半はミュージアムを見学してオリンピックの歴史やオリンピアンたちのパフォーマンスのすごさを体験した。
前半の勉強会では、2008年北京オリンピック競泳代表で、現在は管理栄養士として大学で助教を務めるなど、スポーツにおける食の大切さを伝えている柴田隆一氏が講師となり、目標達成のために大切なことや栄養バランスのよい食事についてクイズ形式で学んでいった。また、ゲストアスリートとして2023年のTEAM JAPANネクストシンボルアスリートに選出された郡司莉子(再春館製薬所)が参加。子どもたちと一緒に、クイズにも挑戦した。
「目標はパリオリンピック出場」と言う郡司は、後半の日本オリンピックミュージアム見学会にも参加。子どもたちの質問も受けながら、一緒にオリンピックの歴史を学び、「普段、こういったオリンピックの伝統などにふれる機会がないので、あらためてこの機会に感謝しつつ、また目標に向かって頑張れたら」と話した。
なお、現在、脚の付け根のケガでリハビリ中の郡司は、9月の大会で復帰をめざしているという。
下記は、イベント終了後の柴田さん、郡司のコメント。
柴田隆一さん
「こういったイベントは久しぶりだったのですが、参加者の子どもたちがみんな積極的で、なにより目が生き生きと輝いていて、僕自身もまた明日から頑張ろうと活力をもらえるようなイベントになってよかったです。栄養バランスのよい食事について夏休みの自由研究にしてもらうということを提案しましたが、一度自分で作ってみるなどちょっとでもそういったきっかけになってくれたらうれしいなと思います」
郡司莉子
「こういったイベント自体あまり参加したことがなくて少し緊張していたのですが、子どもたちの学ぶ姿勢に刺激をもらったり、ミュージアム見学でも”バドミントンはどんな競技なのか”など子どもたちがいろいろと聞いてきてくれて、すごくうれしかったです。バドミントンは栄養のサポートを手厚くしてもらっていて、海外遠征のときもしっかりアミノ酸をとったり、試合でいいコンディションで臨めています」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部