7月18日、ヨネックス株式会社がバドミントンのスマッシュ初速スピードのギネス世界記録™を更新したことを発表した。
バドミントンにおけるスマッシュ初速スピードの記録は、2013年5月に男子ダブルスの元世界ランキング1位、タン・ブンホン(マレーシア)が「493km/h」を樹立。この数字が、ギネス世界記録™に認定されていた。
今回の計測では、昨年の世界選手権男子ダブルスで銅メダルを獲得したサトウィクサイラジュ・ランキレッディ(インド)が試技選手としてスマッシュを打ち、これまでの数字を大幅に上回る「565km/h」を記録。10年ぶりにギネス世界記録™を更新することになった。
また、同計測には女子ダブルスの世界トップランカーとして活躍するピアリー・タン(マレーシア)も参加。女子選手では世界最速となる「438km/h」を記録し、女性部門で初のギネス世界記録™保持者となっている。
●記録内容の詳細
測定施設(会場):ヨネックス株式会社・東京工場内体育館
試技選手:
サトウィクサイラジュ・ランキレッディ(インド)
ピアリー・タン(マレーシア)
使用ラケット:NANOFLARE 1000 Z
使用ストリング:BG80(ランキレッディ)、エクスボルト 63(タン)
使用シャトルコック:トーナメント
計測方法:実際のスマッシュで打球する瞬間を超高速度カメラにて撮影。その撮影記録から打球直後のシャトルの瞬間初速を導き出した。
算出方法:打球直後の地点Aから地点Cまでのシャトルの移動距離・時間について座標を用いて解析(距離・時間・速度の関係から瞬間速度を算出。シャトルの飛行速度の移り変わりをグラフ化)
※ この記録は2023年4月14日の計測結果を基にギネスワールドレコーズ公式認定員によって検証された
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文/バドミントン・マガジン編集部(ヨネックスのリリースを基に作成)
写真/ヨネックス、BADMINTONPHOTO