7月11日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。カナダOP(Super500)の結果が反映され、活躍を見せた日本選手がポイントを加え、順位を上げている。ここではシングルスの変動を紹介しよう。
【男子シングルス】
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ビクター・アクセルセン(デンマーク)が10万ポイント超えで1位を独走。2位のアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)を、カナダOPベスト4の奈良岡功大(3位)が追いかける展開だ。カナダOP上位選手では、準優勝の李詩灃(リ・シフェン/中国)が3ランクアップの7位、優勝したラクシャ・セン(インド/上写真)が7ランクアップの12位に入ってきた。
日本勢2番手は、カナダOPベスト4の西本拳太(11位)。こちらは順位を守ったが、3番手の常山幹太は、優勝、準優勝2選手のランクアップで、一つ順位を落として15位となった。4番手の渡邉航貴はカナダOPベスト8のポイントを加え、4ランクアップの34位。先週60位まで落ちた桃田賢斗は、カナダOP出場のポイントを加えて7ランクアップの53位に浮上。4ランクダウンの54位となった田中湧士を、わずか40ポイント上回った。
【女子シングルス】
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カナダOP優勝の山口茜(上写真・左)が、10万ポイント超えで1位をキープ。同じく10万ポイントを超えるアン・セヨン(韓国)が2位を守ったが、3位の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)、4位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)とともにカナダOPには出場しておらず、山口とのポイント差が開く形となった。
カナダOP準優勝のラチャノック・インタノン(タイ/写真右)が1ランクアップの7位に浮上。準決勝で山口に敗れたものの、ベスト4のポイントを加えたプサルラ・V.シンドゥ(インド)が3ランクアップの12位と、順位を上げている。
日本勢は、カナダOP欠場となってしまった大堀彩が1ランクダウンの21位。川上紗恵奈(25位)、仁平菜月(28)という並びは変わらない。先週34位まで後退した奥原希望は、カナダOPに出場せず、順位もポイントもそのままだ。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO