7月10日に開催されたアジアジュニア選手権(インドネシア・ジョグジャカルタ)4日目は、団体戦の決勝トーナメントが行なわれた。
予選リーグ
※3日目は日本の試合はなし
予選リーグ・グループBを首位通過した日本。決勝トーナメント・準々決勝は中国との対戦になると、日本はライバル相手に激戦をくり広げる。第1試合の混合ダブルスは、谷岡大后/田口真彩が第2ゲームを奪ってファイナルゲームに持ち込むも、最後は19-21で敗戦。先制を許した日本だったが、第2試合の女子シングルスは、エースの宮崎友花がファイナルゲーム17本で勝利をつかみ、1-1のイーブンに戻した。
エースの勝利で勢いに乗った日本は、続く男子シングルスの沖本優大が、81分の激戦をモノにして日本が逆転に成功。準決勝まであと1勝とすると、ここで女子ダブルスの山北奈緒/須藤海妃が登場。第1ゲームを先制した山北/須藤は、第2ゲームこそ奪われたものの、最終ゲームを21-15で制し、日本が中国に3-1で勝利。すべて1時間を超える熱戦を乗り越えた日本が、準決勝へと駒を進めた。
準々決勝に続いて行なわれた準決勝は、予選リーグで対戦した台湾と激突。前の試合を3-2で勝利した日本は、オーダーに変化を加えて再び勝利をめざす。第1試合の混合ダブルスは敗れたものの、第2試合の男子シングルスは、予選リーグで起用していない沖本がコートに立ち18本、10本で勝利。さらに宮崎が準々決勝に続き白星をつかむと、男子ダブルスは今大会初めてペアを組んで戦った谷岡/松川健大が21-15、22-20のストレート勝ち。3-1で台湾を下した日本が、決勝の切符をつかんだ。決勝戦は、地元優勝をめざすインドネシアと激突する。
決勝トーナメントの結果は以下の通り。
▼決勝トーナメント
準々決勝(7月10日)
日本 3−1 中国
XD 谷岡大后/田口真彩●1〔21−23、21−16、19−21〕②ZHU/HUANG68分
WS 宮崎友花②〔21−11、19−21、21−17〕1●XU Wen Jing61分
MS 沖本優大②〔19−21、21−17、21−14〕1●HU Zhe An81分
WD 山北奈緒/須藤海妃②〔21−19、13−21、21−15〕1●LI/ZHANG70分
タイ 3−0 マレーシア
インドネシア 3−1 インド
台湾 3−0 韓国
準決勝(7月10日)
日本 3−1 台湾
XD 谷岡大后/田口真彩●0〔9−21、14−21〕②LAI/YANG26分
MS 沖本優大②〔21−18、21−10〕0●LIN Yu Cheng37分
WS 宮崎友花②〔21−11、21−10〕0●WANG Yu Si32分
MD 谷岡大后/松川健大②〔21−15、22−20〕0●HUANG/TSAI31分
インドネシア 3−1 タイ
▼決勝(7月11日)
日本 − インドネシア
【選手】
▼男子
菅原海斗(浪岡高③)
沖本優大、角田洸介、中川友那(埼玉栄③)
佐藤瑠活(東大阪大柏原高③)
谷岡大后(ふたば未来学園高③)
中静悠斗、松川健大(ふたば未来学園高②)
澤田修志(埼玉栄高①)
川野寿真(ふたば未来学園高①)
▼女子
清瀬璃子(青森山田高③)
小原未空(埼玉栄高③)
遠藤美羽(作新学院高③)
山北奈緒、須藤海妃(ふたば未来学園高③)
田口真彩(柳井商工高③)
平本梨々菜(青森山田高②)
玉木亜弥(四天王寺高②)
松田仁衣菜(福井工業大附福井高②)
宮崎友花(柳井商工高②)
【監督】
大堀均(日本協会ジュニア強化部員)
【コーチ】
井田貴子、明神憲一、ハルモノ・ユウォノ、坂井一将、垣岩令佳(日本協会ジュニア強化部員)
【トレーナー】
泉堅吉(バイプレーヤーズ)
【映像分析】
新井庸仁(JSCハイパフォーマンス・サポート事業)
文/バドミントン・マガジン編集部