7月6日に開催されたBWFワールドツアー・カナダOP(カルガリー・Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。5種目で多くの選手が勝ち残った日本勢は、2回戦も順当に白星を飾り準々決勝進出を決めている。
男子シングルスは奈良岡功大、渡邉航貴(上写真)、西本拳太の3選手が準々決勝に進出。奈良岡は格下のチェコ選手を相手に2-0のストレート勝ち。渡邉はフランス選手とファイナルゲームの接戦を制して2回戦を突破した。西本も台湾選手と1時間を超える熱戦の末に勝利をつかみ、ベスト8入りを決めている。女子シングルスは、山口茜がデンマーク選手に2-1で勝利。川上紗恵奈と仁平菜月は勝ち進めず(仁平は棄権)、山口のみが準々決勝に進んでいる。
女子ダブルスは、中国、韓国など強豪国のペアが不在ということもあり、志田千陽/松山奈未や福島由紀/廣田彩花など4ペアがベスト8に進出した。男子ダブルスも保木卓朗/小林優吾、古賀輝/齋藤太一(上写真・左)、竹内義憲/松居圭一郎が順当に準々決勝へ。混合ダブルスは第1シードの渡辺勇大/東野有紗など4ペアが勝ち残っている。
6日の結果、7日の準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(7月6日)
渡邉航貴②〔21−16、19−21、21−14〕1●アルノー・メルクレ(フランス)64分
奈良岡功大②〔21−18、21−12〕0●ヤン・ロウダ(チェコ)46分
西本拳太②〔16−21、21−11、21−15〕1●戚又仁(台湾)81分
▼準々決勝(7月7日)
渡邉航貴 – 李詩灃(中国)
奈良岡功大 − 雷蘭晞(中国)
西本拳太 – マグヌス・ヨハンネンセン(デンマーク)
ラクシャ・セン(インド) − ユリエン・カラーギ(ベルギー)
【女子シングルス】
▼2回戦(7月6日)
山口茜②〔15−21、21−17、21−16〕1●ユリエ・ダワール・ヤコブセン(デンマーク)52分
仁平菜月●〔キケン〕◯プサルラ・V.シンドゥ(インド)
川上紗恵奈●0〔12−21、18−21〕②宋碩芸(台湾)39分
▼準々決勝(7月7日)
山口茜 – グエン・トゥイリン(ベトナム)
プサルラ・V.シンドゥ(インド) − 高昉潔(中国)
ベイウェン・ツァン(アメリカ) − 宋碩芸(台湾)
ラチャノック・インタノン(タイ) − 許玟琪(台湾)
【男子ダブルス】
▼2回戦(7月6日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−19、21−11〕0●李芳至/李芳任(台湾)37分
古賀輝/齋藤太一②〔21−23、21−12、21−16〕1●コロベ/ラバール(フランス)61分
竹内義憲/松居圭一郎②〔14−21、21−14、21−18〕1●李哲輝/楊博軒(台湾)51分
▼準々決勝(7月7日)
保木卓朗/小林優吾 – 古賀輝/齋藤太一
ソガード/ケアー(デンマーク) 邱相榤/楊明哲(台湾)
竹内義憲/松居圭一郎 – アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
セティアワン/アッサン(インドネシア) − 王齊麟/李洋(台湾)
【女子ダブルス】
▼2回戦(7月6日)
福島由紀/廣田彩花②〔21−11、21−9〕0●リマ/ヴィエイラ(ブラジル)34分
志田千陽/松山奈未②〔21−3、21−9〕0●チュン/チョウ(カナダ)22分
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔26−24、21−12〕0●チェ/ウー(カナダ)37分
松本麻佑/永原和可那②〔21−11、21−10〕0●コルベット/リー(アメリカ)44分
中西貴映/岩永鈴●0〔18−21、14−21〕②ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)58分
▼準々決勝(7月7日)
志田千陽/松山奈未 – ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)
福島由紀/廣田彩花 – 櫻本絢子/宮浦玲奈
松本麻佑/永原和可那 – 劉聖書/譚寧(中国)
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ) − 李怡婧/羅徐敏(中国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(7月6日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−14、21−10〕0●ウォルカー/クースペルト(ドイツ)
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−18、21−16〕0●ミッケルソン/ソビー(デンマーク)
緑川大輝/齋藤夏②〔18−21、21−15、21−13〕1●チウ/ガイ(アメリカ)
※山下恭平/篠谷菜留は2回戦の対戦がなく準々決勝に進出
▼準々決勝(7月7日)
渡辺勇大/東野有紗 − 李哲輝/許雅晴(台湾)
金子祐樹/松友美佐紀 – トゥリー/メグランド(デンマーク)
緑川大輝/齋藤夏 − 李芳任/許尹鏸(台湾)
山下恭平/篠谷菜留 − 程星/陳芳卉(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO