6月20日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に開催されたSuper1000のインドネシアOP(ジャカルタ)の結果が反映されたほか、海外遠征で結果を残したB代表勢が順位を上げている。ここでは、シングルスの変動について紹介する。
【男子シングルス】
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インドネシアOP優勝のビクター・アクセルセン(デンマーク)が、1万2000ポイントを加算させて10万3005ポイントで1位をキープ。同大会準優勝のアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)が、9万台目前の、8万9811ポイントで2位につける。3位はクンラビット・ビティサラン(タイ)。そして、クンラビットと同年代の奈良岡功大が、僅差で4位をキープしている。
日本勢2番手の西本拳太は、1ランクアップの11位。3番手の常山幹太も、一つ順位を上げて14位。両者のポイント差は、4146ポイントだ。4番手以降は、桃田賢斗が1ランクダウンの34位、渡邉航貴が36位。両者の差は1163ポイントと、かなり詰まっている。
B代表勢に勢いがあり、サイパン国際(IC)優勝の大林拓真が、14ランクアップの51位に浮上。田中湧士も3ランクアップを果たして53位となったが、わずか280ポイント差で大林が上となった。秦野陸(62位)、日本ランキングサーキット優勝の古賀穂(67位)、同準優勝の高橋洸士(80位)も、それぞれ順位を上げている。
【女子シングルス】
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山口茜が10万3717ポイントで1位をキープ。2位のアン・セヨン(韓国)が、1453差の10万2264ポイントで続く。3位と4位が入れ替わり、インドネシアOP優勝の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が3位、戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が1ランクダウンの4位となった。なお、中国は5位に何冰嬌(へ・ビンジャオ)、9位に韓悦(ハン・ユェ)、10位に王祉怡(ワン・ジーイ)と、10位以内に4人がランクインしている。
日本勢2番手は先週から大堀彩(21位)となっており、今週もその位置を守った。すぐ後ろには、2ランクアップした22位の川上紗恵奈が、わずか557ポイントで続く。仁平菜月(26位)の下になってしまったのが、長く2番手を守ってきた奥原希望。今週は6ランクダウンの28位と、大きく後退してしまった。
B代表勢は、サイパン国際でベスト4の髙橋明日香が、11ランクアップの65位、水津愛美が9ランクアップの65位。海外遠征での好結果が、そのまま順位アップにつながる形となった。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO