【国内トピックス】山口茜が2014年以来2度目の「米山稔賞」を受賞

公益財団法人ヨネックススポーツ振興財団における「2022年米山稔賞」の表彰式が、6月20日、東京都内で行なわれた。バドミントンでは、世界選手権で2大会連続金メダルを獲得し、世界ランキング1位となった(現在もランキングを維持している)山口茜が「米山稔賞」を受賞。山口は2014年以来2度目の同賞受賞となった。

ヨネックススポーツ振興財団の米山勉理事長を中央に、右より国枝慎吾、山口茜、冨田せな、平野歩夢の代理で出席した父・英功さん

「米山稔賞」は、ジュニアスポーツの振興を目的に設立されたヨネックススポーツ振興財団が、その年に特に活躍した選手や指導者に対して表彰。ヨネックス創業者であり、私財を投じて同財団を設立した米山稔氏の名前を冠している。2022年は山口のほか、車いすテニスの国枝慎吾さん(2023年1月に現役引退)、スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢、冨田せなが受賞。国枝さんは山口と同様2度目の受賞となった。

山口は2022年8月に東京で初めて開催された世界選手権で優勝。世界選手権では2連覇を達成し、さらに12月に開催されたワールドツアーファイナルズで優勝。名実ともに世界ナンバーワンとして活躍を続け、競技の普及と発展に貢献したことが評価された。山口は、世界ジュニアを制し、高校生として初めて全日本総合を制した2014年に「米山稔賞」を初受賞している。ヨネックススポーツ振興財団の理事長を務める米山勉氏によれば、同賞の選考にあたって「規定を変えて」2度目の受賞となったという。

受賞のあいさつをする山口茜

パリ五輪の出場権をかけたレースに参戦中の山口は、19日にインドネシアオープンから帰国し、表彰式に出席。「このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。引き続き、皆様のサポートをいただきながら、たくさんの方に応援されるようなプレーをしていきたいと思いますし、ジュニアの子たちにも憧れられるようなプレーができるように頑張っていきたいです」と、受賞のスピーチをした。

受賞者や表彰式に出席した関係者などで記念撮影賞

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2023/06/20

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