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【シンガポールオープン2023】保木&小林が若手中国ペアを下し久々のツアー制覇を達成!山口、渡辺&東野は準優勝!<決勝戦結果>

6月11日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールOP(Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの山口茜、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が決勝を戦い、保木/小林が中国ペアを下して優勝を果たしている。

準決勝/5日目
(6月10日)

準々決勝/4日目
(6月9日)

2回戦/3日目
(6月8日)

1回戦/2日目
(6月7日)

1回戦/初日
(6月6日)

決勝戦の最終試合に組まれた男子ダブルス。久々の優勝に王手をかけた保木(上写真・右)/小林は、中国の成長株である王昶(ワン・チャン)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン)と激突。

第1ゲーム、主導権を握ったのは日本ペア。7-6から4連続ポイントなどでリードを広げ、17-8。そのまま第1ゲームを21-13で制すと、続く第2ゲームも保木/小林が17-12と先行した。しかし、ここから中国ペアが猛チャージ。18-17まで差を詰められ苦しい状況になった保木/小林だが、最後は19-18から2連続得点を奪い優勝。2人にとっては昨年7月のマレーシアOP(S750)以来の頂点到達となった。

5月のマレーシアマスターズ(S500)に続く優勝をめざした山口(上写真)は、ライバルのアン・セヨン(韓国)との勝負に挑んだ。今年に入ってすでに4回も対戦しており、その結果は2勝2敗。実力が拮抗している両者の戦いは、第1ゲームから競り合いに。中盤までは大きな点差もなく進んだが、アン・セヨンが13-12から少しずつ引き離し、21-16で先制ポイントをつかんだ。

第2ゲームに入っても互いに主導権の奪いとなったが、アン・セヨンに再び流れが傾く。15-14の場面から、アン・セヨンが6 連続得点。一気に決着をつけた。まさかの連続失点となった山口は優勝を逃したものの、準優勝の好成績で大会を終えている。

混合ダブルスの渡辺(上写真・右)/東野は、1月のインドOP(S750)以来の優勝をめざし、デンマークのクリスチャンセン/ボエと対戦。過去の対戦成績は7勝1敗と渡辺/東野が大きく勝ち越していたが、この日は第1ゲームをデンマークペアが21-14で先制。第2ゲームは激しい点の取り合いとなり、19-20から3連続ポイントをつかんだ日本ペアが、ファイナルゲームに持ち込んだ。逆転勝利をめざした渡辺/東野だったが、最終ゲームは後半15オールの場面から4連続失点を喫して万事休す。デンマークペアに1-2で敗れた渡辺/東野は、惜しくも準優勝に終わった。

男子シングルスは、アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)がデンマークのアンダース・アントンセンを2-0で退けて、4月のアジア選手権(UAE・ドバイ)に続き、今季2つ目のタイトルを獲得。女子ダブルスは陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が、李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナ(韓国)に快勝して優勝を飾った。

6月10日の結果、11日の決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔21−16、21−13〕0●アンダース・アントンセン(デンマーク)

【女子シングルス】

アン・セヨン(韓国)②〔21−16、21−14〕0●山口茜40分

ライバルに0-2で敗れた山口だが、上位大会では常にベスト4以内の成績を残すなど、今回も安定感のあるプレーで結果を残した

【男子ダブルス】

保木卓朗/小林優吾②〔21−13、21−18〕0●王昶/梁偉鏗(中国)42分

長らく優勝から遠ざかっていた保木(左)/小林が約11ヶ月ぶりのV達成

【女子ダブルス】

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−16、21−12〕0●李紹希/ペク・ハナ(韓国)44分

【混合ダブルス】

クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)②〔21−14、20−22、21−16〕1●渡辺勇大/東野有紗67分

決勝戦で唯一ファイナルゲームまでもつれた混合ダブルスは、デンマークペアに軍配。渡辺(左)/東野は惜しくも準優勝に終わった

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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