5月24日にBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/S500)が開幕した。大会初日は各種目予選と、男子ダブルスと女子ダブルス本戦1回戦の半分が行なわれた。日本からは、前週のスディルマンカップ2023(中国・蘇州)に参戦した選手もエントリー。初日に出場した多くのペアが、2回戦進出を決めている。
男子ダブルスは、4ペアが1回戦に登場。スディルマン杯で激戦を繰り広げた保木卓朗/小林優吾(上写真・左)は、タイペアを相手に15本、13本で快勝し2回戦に進出。同じくスディルマン杯メンバーの古賀輝/齋藤太一は、台湾ペアとのファイナルゲームの接戦を制して1回戦を突破した。
一方、武井優太/遠藤彩斗、竹内義憲/松居圭一郎の2ペアは初戦負け。武井/遠藤はインドネシアの世界ランク9位のカルナンド/マーティンに、第1ゲームこそ22-24の接戦を演じたものの、第2ゲームは10本に抑えられた。竹内/松居は台湾ペアに0-2のストレート負けをしている。
女子ダブルスは、エントリーした6ペアのうち4ペアが初日の1回戦に出場。スディルマン杯で悔しい敗戦を喫している福島由紀/廣田彩花は、タイのベンヤパ/ヌンタカンの姉妹ペアに2-0で勝利。中西貴映/岩永鈴(上写真・右)もタイ代表としてスディルマン杯に出場したジョンコパン/ラウィンダとのファイナル勝負の接戦を制している。このほか、櫻本絢子/宮浦玲奈、加藤佑奈/廣上瑠依も白星を手にして2回戦に駒を進めた。
23日の結果、24日の対戦カードは以下の通り。
【男子ダブルス】
▼1回戦(5月23日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−15、21−13〕0●キッティヌポン/スパク(タイ)33分
古賀輝/齋藤太一②〔18−21、21−18、21−14〕1●蘇敬恒/葉宏蔚(台湾)54分
武井優太/遠藤彩斗●0〔22−24、10−21〕②カルナンド/マーティン(インドネシア)33分
竹内義憲/松居圭一郎●1〔21−16、11−21、17−21〕②李哲輝/楊博軒(台湾)56分
【女子ダブルス】
▼1回戦(5月23日)
中西貴映/岩永鈴②〔21−10、13−21、21−18〕1●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)68分
加藤佑奈/廣上瑠依②〔21−18、17−21、21−9〕1●ジン/ウォン(シンガポール)62分
福島由紀/廣田彩花②〔21−19、21−10〕0●ベンヤパ/ヌンタカン(タイ)39分
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−12、21−8〕0●スミス/バーチ(イングランド)33分
▼1回戦(5月24日)
志田千陽/松山奈未 – クースペルト/モスツェニスキ(ドイツ)
松本麻佑/永原和可那 – プスリタサリ/ローズ(インドネシア)
【男子シングルス】
▼1回戦(5月24日)
常山幹太 – クンラビット・ビティサラン(タイ)
西本拳太 − ン・ツェヨン(マレーシア)
奈良岡功大 – 李佳豪(台湾)
桃田賢斗 – 翁泓阳(中国)
【女子シングルス】
▼1回戦(5月24日)
山口茜 – アカーシ・カシャップ(インド)
川上紗恵奈 – 許玟琪(台湾)
大堀彩 – ラインラット・チャイワン(タイ)
【混合ダブルス】
▼1回戦(5月24日)
山下恭平/篠谷菜留 – 李晉熙/吳芷柔(香港)
緑川大輝/齋藤夏 – 楊博軒/胡綾芳(台湾)
金子祐樹/松友美佐紀 – ヒーYK/タンWH(シンガポール)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO